学校日記

9月14日 【教職員研修報告】ともに学び、ともに育つ学校づくりを目指して 〜学級経営部 研修会を実施〜

公開日
2026/09/24
更新日
2026/09/24

研修

本日、学級経営部による「特別支援教育・学級経営」に関する教職員研修会を開催しました。  

今回の研修では、子どもたち一人ひとりのニーズに応じた支援のあり方や、保護者の思いに寄り添う支援学級の役割、そしてインクルーシブ教育の真の目的について、スライド資料を用いて多角的な視点から学びを深めました。  

1. 進路選択における保護者の思いと、私たちの覚悟

保護者の皆さんは、「本当にこれでいいのか」と何度も悩みを重ね、大きな覚悟を持って子どもたちの進学先を決めておられます。

研修では、「進学時には支援学校・支援学級・通級指導教室など様々な選択肢が提示される」という実態を再確認しました。

学校としても責任と覚悟を持ち、地域の学校でできること・できないことを丁寧にお伝えしながら、保護者の皆さんと「一緒に考えて進めていく」姿勢の重要性を共有しました。  

2. 子どもの「行動」の裏にある背景を読み解く

実例をもとに、その背景にどのような特性や感情があるかを考察しました。  

 行動の観察と分析:

 座れない、話が聞けない、構内を移動し続ける(心身機能・衝動性)  

 各教室や靴箱にカラーテープを貼る(感覚・規則性へのこだわり)  

 アニメのセリフを繰り返す、手先を使う作業や計算が得意(微細運動・認知の強み)  

 指導・支援へのつなぎ込み:

 関わる機会を作る: 興味を持ってもらい、「ここにいてもいいんだ」という安心感を育む。  

 強みを生かす: 微細運動が得意な部分は自分で行わせ、自己有効感を高める。  

 ルーティン化: 繰り返すことを好む特性を生かし、授業の組み立てをルーティン化して一人で取り組める工夫をする

3. 気持ちを共有し、子どもと同じ目線に立つコミュニケーション

子どもたちの思いに寄り添うために、日常の関わりで意識すべきポイントを確認しました。  

 コミュニケーションの工夫:

 言葉の反復や「Yes / No」で答えられる質問を用いて、子どもの意思を確認する。  

 相手に伝わる声の大きさやハッキリした言葉遣いを意識し、子どもの言葉にしっかりと耳を傾ける。  

 「同じ目線」に立つこと:

 支援担任をはじめ、すべての教員が子どもたちと同じ目線に立ち、教室の一員として関わる。  

 「静かに座っているから大丈夫」と思い込まず、一人ひとりのちょっとした変化や様子に気づける大人でありたいと

いう思いを強くしました。  

4. すべての子どもが「安心して学べる教室」を目指して

研修の最後には、大阪市立大空小学校 初代校長・木村泰子氏の言葉を共有しました。

「みんなと一緒のことができなくていい。みんなと比べられなくていい。」

「『何かやりたいな』『これができるようになりたいな』と思えるようになり、新しいことを学んで自分で自分をアップデートしたくなる。という願いがあると信じて支えるところから始める。」

「できないことをできるようにさせる」ことだけを目的とするのではなく、子どもたちが自ら「やりたい」「学びたい」と思えるような安心できる居場所(教室)をつくることが、教育の原点です。  

今後も教職員が一丸となって、子どもたち一人ひとりの気持ちに気づき、個性を尊重したあたたかい学級・学校づくりを進めてまいります。