学校日記

5月23日 看護実習最終日、成長を実感!~児童の心に寄り添う温かい支援~

公開日
2025/05/24
更新日
2025/05/24

学校の様子

第7グループの看護実習生は、実習最終日を迎えました。

この日は、校内で行われた歯科検診の補助を中心に、児童の健康を支える養護教諭の活動を間近で学びました。

歯科検診の補助で実践力を高める

実習生たちは、歯科医師の指示に従い、児童の誘導や記録、器具の準備など、歯科検診がスムーズに進むよう積極的に補助を行いました。初めての経験に戸惑いながらも、養護教諭や歯科医師の指導を受けながら、一つひとつの業務に真剣に取り組みました。

特に印象的だったのは、緊張している児童に優しく声をかけたり、検診を終えた児童の不安な気持ちに寄り添ったりする実習生たちの姿です。学校という場で、子どもたちと直接関わる貴重な経験を通して、これまでに学んだ知識を実践に活かす力を養うことができました。


養護教諭の真剣な眼差し~「何度も来室する児童」への深い関わり~

この日、実習生たちが最も心を打たれたのは、養護教諭が「何度も保健室に来室する児童」と真剣に向き合う姿でした。

検診の合間や休憩時間にも、その児童は何度も保健室を訪れました。養護教諭は、忙しい中でも決して面倒くさがることなく、その都度、児童の訴えに耳を傾け、優しく、しかし真剣な眼差しで、その子の話を聞いていました。

時に、児童の表情が曇れば、じっと目を見つめ、そっと背中に手を当てるなど、言葉だけでなく、態度や仕草からも温かい励ましを送っていました。まるで、児童の心の中に何があるのかを理解しようと、全身で向き合っているかのようでした。実習生たちは、養護教諭の深い洞察力と、子ども一人ひとりの心に寄り添う献身的な姿勢に感銘を受けていました。


実習を終えて

実習生たちは、今回の経験を通して、看護師の役割が単に治療や処置を行うだけでなく、対象者の心に寄り添い、全人的なケアを提供することの重要性を改めて学びました。特に、養護教諭の専門性や、学校における看護の役割の大きさを肌で感じることができた貴重な一日となりました。

この実習で得た学びを胸に、未来の看護師として、より一層、質の高い看護を提供できるよう、今後も研鑽を積んでいくことでしょう。