渚西中学校での公開授業参観と小中連携:教員間の協働で授業改善を推進
- 公開日
- 2025/06/18
- 更新日
- 2025/06/18
保幼小中連携
渚西中学校において、小中連携の一環として学期に一度実施されている公開授業参観が行われました。中学校区の小学校教員が中学校の授業を参観し、その後、小中学校の教員間で活発な意見交換が行われることで、互いの教育実践を深め、授業改善へと繋げる貴重な機会となりました。
参観後に行われた質疑応答と意見交換会では、活発な議論が展開されました。小学校の先生方からは、「中学校での学習を見据えた上で、小学校段階でどのような力を育むべきか」「中学校入学までに、どのような学習習慣を身につけさせておけば良いか」といった、連携の視点に立った具体的な質問が寄せられました。
これに対し、中学校の先生方からは、「小学校で培われた基礎学力や学習意欲が、中学校での学習に大きく影響する」「中学校での学習内容にスムーズに移行できるよう、小学校段階からの系統的な指導が重要である」といった見解が示されました。また、生徒指導面においても、小中学校で連携して取り組むべき課題について意見が交わされました。
このように、教員同士が直接質問し合い、それぞれの立場から意見を出し合うことで、小中学校間での教育目標や指導方法への理解が深まりました。特に、中学校の学習内容や生徒の現状を小学校の教員が知ることで、小学校での指導に中学校段階を見通した視点を取り入れることができます。逆に、中学校の教員は、生徒が小学校でどのような学習をしてきたかを知ることで、より効果的な指導計画を立てることが可能になります。
渚西中学校では、この公開授業参観と意見交換を継続的に実施することで、小中学校の教員が協働して授業改善に取り組む体制を強化しています。子どもたちが小学校から中学校へと円滑に移行し、それぞれの段階で最大限の力を伸ばせるよう、今後も小中連携による教育の質の向上を目指します。
+1