4年生担任が贈る、谷川俊太郎さんの詩『いるか』の世界
- 公開日
- 2025/07/10
- 更新日
- 2025/07/10
2年生
2年生の国語の時間に、心温まる特別な交換授業が行われました。
今回は、4年生の担任の先生が2年生の教室を訪れ、谷川俊太郎さんの詩『いるか』を通して、子どもたちを詩の世界へと誘いました。
導入は和やかな自己紹介から
授業は、4年生の先生の自己紹介からスタート。初めての先生に、最初は少し緊張していた2年生の子どもたちでしたが、先生の優しい語り口と笑顔に、すぐに表情が和らぎました。
詩を「写す」体験:視写で言葉を味わう
続いて、谷川俊太郎さんの詩『いるか』の視写が行われました。一文字一文字、丁寧に詩を書き写すことで、子どもたちは詩のリズムや言葉の響きをじっくりと味わいました。普段の音読とはまた違った形で、言葉と向き合う貴重な時間となりました。
みんなで「読む」楽しさ:群読で広がる詩の世界
視写の後は、全員で『いるか』の群読です。先生の指揮のもと、子どもたちは声を合わせて詩を読み上げました。一人で読む時とは異なる、声が重なり合う心地よさ。いるかが大海原を泳ぐ様子や、その姿から感じられる生命の輝きが、教室いっぱいに広がっていくようでした。
挑戦!暗唱チャレンジ!
そして、授業のクライマックスは暗唱チャレンジです。「よし、覚えてみよう!」と意欲満々の子どもたちは、繰り返し詩を口ずさみ、先生や友だちと励まし合いながら暗唱に挑戦しました。中には、あっという間に覚えてしまう子もいて、その記憶力には先生も感心しきりでした。
振り返りで深まる学び
授業の最後は、今日の学びを振り返る時間です。子どもたちは、詩を読んで感じたことや、印象に残った言葉などをワークシートに書き込みました。
心に残る絵本の読み聞かせ
そして、授業の終わりの5分間は、4年生の先生による絵本の読み聞かせが行われました。物語の世界に引き込まれるように、じっと先生の声に耳を傾ける子どもたちの姿は、とても印象的でした。詩の余韻が残る教室に、絵本がまた新たな彩りを添えてくれました。
今回の交換授業は、2年生の子どもたちにとって、詩の魅力を全身で感じ、言葉の楽しさを再発見する貴重な機会となりました。
4年生の先生、素晴らしい時間をありがとうございました。