学校日記

NEXT GIGAに向けた学びの未来を語る!令和7年度 大阪府放送・視聴覚教育研究会 夏期研修会

公開日
2025/08/04
更新日
2025/08/04

研修

本日、大阪府放送・視聴覚教育研究会にて、今後の教育のあり方について考える夏期研修会が開催されました。今回は「NEXT GIGA」時代を見据え、3つの実践発表と先進的な実践発表や示唆に富む講演が多数行われ、参加者は熱心に耳を傾けていました。

1. 個別最適な学びで求められる「自己決定と自己抑制」

園田学園大学の堀田 博史教授が登壇。『個別最適な学びで求められる自己決定と自己抑制』をテーマに、子どもたちが自ら学びを選択し、計画的に進めていくことの重要性について語られました。一方で、「自己抑制」の力も不可欠であると強調。両輪をバランスよく育むための具体的なアプローチが示されました。

2. NHK for Schoolの活用事例と未来

続いて、NHKの番組制作者による『NHK for School活用について』の発表が行われました。多様なコンテンツがどのように授業で活用されているか、実践事例を交えながら紹介。視聴覚教材としての従来の役割に加え、探究学習や協働学習を促すツールとしての可能性についても触れられ、参加者の関心を引きました。

3. AI時代の教育とこれからのNHK for School

最後に、札幌国際大学の安井 政樹准教授が『AI時代の教育とこれからのNHK for School活用』と題して講演。AI技術の進化が教育現場に与える影響を解説し、AIが担うべき役割と、人間である教師が担うべき役割について提言されました。その上で、NHK for SchoolがAI時代において、子どもたちの創造性や思考力を育むための重要なコンテンツとなり得ることについて、具体的な活用法を交えて提案されました。

今回の研修会は、GIGAスクール構想の次なるステップを考える上で、非常に示唆に富む内容となりました。AI技術の進化に伴い、教育のあり方は常に変化していきます。

しかし、どんな時代においても「子どもたち一人ひとりの学びをどう豊かにするか」という本質的な問いは変わりません。今日の学びを、明日からの実践に活かしていきたいですね。