学校だより12月（冬休み）第10号

　2学期終業式を行いました。

　約80日ほどあった2学期でした。

　授業参観、運動会、修学旅行、校外学習、演劇的手法を取り入れた授業、個人懇談会、校区コミュニティ福祉祭りなど、振り返るだけで、やっぱり忙しかったと思います。

　短くも、長くも感じるのが最近の2学期なのですが、みなさんは如何でしたか。

　さあ、振り返りながら、この2学期でつけた力を習慣化し冬休みに生かしながら、そして、まだまだ練習が必要なものは来年に向けて力をつけて欲しいですといった話をしました。

　さらに、冬休みにしか経験できないクリスマス、お正月を家でしっかりと楽しむことを考えるように伝えました。そして、2026年をどう過ごすかも考えて欲しいと話しました。

　また、子ども達は地域で遊んだり、生活したりします。ルールを守って楽しく過ごして欲しいです。

　特に友達関係作りでは、SNSのトラブルのないように、そして、お互い気持ちよく友達関係が育まれるように、保護者の皆様と子ども達とのコミュニケーションも大切にして関わって頂けるとありがたいです。

　大掃除をしました。とっても子ども達が頑張ってくれました。いいですね。掃除をしている子ども達は、本当に没頭しているんです。こういう姿とっても心も洗われます。

　年末の大掃除の由来は、平安時代から伝わる煤払い（すすはらい）という行事からきているようです。煤払いは1年で家の中に溜まった汚れを掃除して清め、新しい年の神様を迎える風習です。

　お正月にやってきて福をもたらしてくれる、歳神（としがみ）様を迎えるために行うのです。行事そのものは平安時代からあるとされていますが、江戸時代に12月13日を煤払いの日として、江戸城の大掃除をしたことで庶民に広まったようです。

　掃除をすることで、何か、心が落ち着くのはやっぱり、昔から一緒なんですね。

　とってもうまくできました。

　生活委員会さんが終業式で話す冬休みの過ごし方について、練習をしていました。1つひとつのテーマを取り上げて自分たちでセリフ、振り付けを考えて練習していました。先生の鋭い改善提案も取り入れながら本番を迎えます。

　今日も縄跳び練習会がありました。体育委員会さん、3学期に向けて練習をしていました。委員会担当の先生も子ども達に丁寧にコツを教えてくださっていました。はじめての技が習得できますように。

　11月に総合的な学習の時間いついて、本市で進めているPBLをまじえながら学習しました。　

　そこから、改めて総合的な学習の時間を独立したものと捉えるのではなく、各教科などで得た力を実際に生かす場としてどのような力が使われるかを具体的に教育計画を振り返り、実践を振り返り学びました。

　A1の大きさに拡大した教育課程を片手に縦横無尽につけた力の関連を図りました。

　ただ、課題として、各教科でつけた力を実践のどこで生かしたのか、については、まだまだ認識を深める必要があると感じました。しかしながら、改めて、各教科でつけた力の、つけた筋肉の使い方はこれからも研鑽していきます。

　体育委員会のメンバーが縄跳びの練習を20分休みにしていました。

　この冬に、縄跳び集会がありますので、そのための練習のようでした。とっても感心しました。自分の休み時間を生かして練習に励んでいました。

いじめ防止動画制作プロジェクト　

　本校では、いじめ未然防止のための活動として「生活アンケート」を実施していることはご存知のことと思います。

　今回、枚方市教育委員会が動画制作を市内で募りました。

　とてもよく工夫された内容が確認できます。ぜひ、ご参考にして下さい。

　本校としましては、いじめ未然防止のために、今後も教職員で情報共有を進めるとともに軽微なものについての聴き取りも引き続き行って参ります。

　しかしながら、放課後、校外で起こるトラブルにつきましては、まずは、ご家庭での日頃のコミュニケーションによる気付きを改めて保護者の皆様にお願いしております。お子様がいつ、どこで、誰と一緒に時間を過ごしているかは必ずご家庭で話し合う習慣をつけておいて下さい。早期発見は何よりも子どもの楽しい時間を過ごす安心安全のための基本です。また、小学生のLineをはじめとするSNSの使用についても使用しないことをお勧めしています。

　今日は、今年最後の読み聞かせがありました。

　終わってから、今日持ってきて下さった本を中心に、それぞれの方々が本の良かったところを話し始めておられました。また、奥付けを見て、いつの作品かを伝えあったり、絵を描いた人のタッチの気付きを話し合ったりされていました。

　このメンバーの方々の絵本に対する談笑が、側で見ていてとても和みました。メンバーの方々は、校区内に住んでおられたり、お子様が本校の卒業生であったりと何かと縁が深い方々です。今後もよろしくお願いいたします。

【学校周辺道路が更に安全になりました！】教頭先生が中心となって校区内の道路表示のペンキ塗り替えを枚方市などに依頼していました。また、通学路の溝蓋を閉じて欲しいとPTA会長も自ら、枚方市、交野警察に依頼に行って下さいました。そのおかげで、少しずつ通学路の塗り替えが行われています。きっと、その他地域の方々からの依頼もあったようで、大変ありがたい事です。

　これらのことを子ども達にも伝えるとともに更に通学路の使い方について学んでいきます。この場を借りましてお礼申し上げます。

【PTA会議】

　土曜日には、PTAの会議がありました。朝早くからの会議ご出席ありがとうございました。今回は、PTA会議の本部の方々が他校に聞いたり、尋ねたりしてくださり新たな規約を考えて下さったものを使って、出席した他の委員の方々とその内容についてご意見を頂いていました。　

　費用のこと、お手伝いのことなどたくさんお話をして頂きました。改めて、また、本部での話し合いを継続して頂いています。今のこの各ご家庭の状況を考えると、やはり、みなさんで話し合いを続けていくしか良き解決案は出てきません。今後も建設的な意見を期待しています。

【枚方子どもいきいき広場事業　会議】※この事業は枚方市放課後子ども課が主体となって運営されています。

　夕方には、PTA委員の方々がお手伝いをして下さっている土曜日のいきいき活動について、代表の方、学校、PTA会長と話し合いました。代表の方も元PTA会長であり今は地域の活動をして下さっている方でした。子ども達の楽しい活動の場のお手伝いをして欲しいとの話もお聞きしました。クリスマス会は約50名ほどの児童の参加が予約されており、確かに、運営スタッフを求めないと安全な会はできません。このようなことを踏まえながら、引き続き次年度について話し合いは続くことになりそうです。

【コミュニティ会議】

　晩には、コミュニティ会議がありました。各自治会の方々が、先月行われた福祉まつりについて振り返りを行っておられました。学校、PTA会長が参加し、施設の使用について、子ども達の日頃の清掃活動を維持できる対策をお願いしてきました。

　また、当日は、見守り隊の方々から子ども達の通学路についてもご意見を頂きました。危ない帰り方をしている児童もいるようです。

　校長室では、子ども達の様子について話し合っていました。

　どの児童の欠席が増えているのか、その原因は何か、何か学校としてできることはあるのか。また、福祉的なサポートとしてSSW（スクールソーシャルワーカー）に相談する必要はあるのか、心理的なサポートとして心の教室相談員の先生を紹介する必要はないのか、臨床心理的な支援としてSC（スクールカウンセラー）を紹介する必要はないのか等を話し合っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　お話キューピットさんに来ていただきました。

　6年生も早速聴いていました。修学旅行後にぴったりな内容の本を紹介してもらいました。

平和記念資料館は満員電車の中にいるぐらいの混雑ぶりで、今日紹介して下さった展示を見ることができなかった人にとっては、とても復習になる機会でした。

　ありがとうございました。

　12月第一週目は人権週間としています。

　人権に関係する子ども達の考えた内容を様々な形で言語化しています。

　人権を守ること、一人ひとりの人権は守られていることを小学生の間から私たち大人は伝えていく使命があります。

　個人懇談会が始まりますので、ぜひ、その際にご参観ください。

学校だより12月 第9号

　学校だより12月をお知らせいたします。

　すっかり寒くなった季節です。味噌汁の一口目が体にほっこりさを伝えてくれました。

　お昼から、いよいよ音楽会。少し緊張した3、4年生の気持ちも和らげてくれたと思います。

　まだまだお休みが多いので心配ですが、早くみんなで給食を食べたいです。

　本番、いけそうだなあと思いました！

　いや、やる気になっているなあと伝わってきました。

　3、4年生にとっては、かなり多いぐらいのことを 先生達は求めてきました。

　だから、みんなは「すごいな。」と感じています。

　明日練習はありますが、頑張っていきましょう。

　今日やったことを振り返り、思い出して下さい。コメント書いて下さい。

　やっぱり、言葉って大切ですね。それプラス、言葉を発する人の目、立ち姿、時折り入る関西弁、そして、間、語気、、、。全てが言葉をつくり、この感覚が認知につながり、そしてこども達へ行動につながると私もまた学びました。

　先生方、よろしくお願いします。そして、子ども達よ、明日、とにかく、学んできたことを出しに行こうよ！

　教師をしながら音楽を教えるのは本当に難しい。あまりにも専門的すぎますし、教科書を教えるのが精一杯でした。ピアノを弾く時も低学年の教科書の譜面を見ても辿々しくなります、、、。（小学校の先生は本当に教える範囲が広いと思います。）

　今日は、4年生の音楽の時間を見学しました。相互参観授業とは同僚の先生の専門性を学ぶ最高のチャンスの時間です。

　楽器を使ってはきましたが、数学的にも、理科的にも説明された授業は見たことがありませんでした。打楽器が好きな私ですが、いやいや、更に打楽器が好きになりました。子ども達も本当にしっかりと聞いていました。

　オクターブの「オクタ」は8と関係が、トライアングルの「トライ」は3と関係が、トライアングルの音の響きは全体の棒のど真ん中にあるなど、うんちくがたくさんありました。

　就学時検診がありました。

　来年度1年生の子どもたちが元気に検診を受けていました。

　その後、校医のお医者さん、保健室の先生と校長とで本校の子ども達の保健室の使い方、そして、子ども達の身体測定についての結果を報告したり意見を頂いたりしていました。

　子ども達の成長を記録することは、学校における子ども達の家庭の様子が反映されたり、その時代の栄養の状況が反映されたりします。

　本校の保護者の方々の歯磨き対応もとても良いようです。歯磨きの習慣を4年生頃までに完成していることが将来の自分の歯の残数を決定するとのお話がありました。

　毎月校区校長会を行っています。1ヶ月に1回長尾西中学校校区で子ども達のことを話し合っています。

　長尾西中学校では、一人ひとりがとても熱心に授業に取り組んでいました。小学校で教えることもこうやって生かされていることを知ると俄然私もモチベーションが上がってきました。

　学習の仕方がわからない時はこうやってするよという表もあり、とても生徒達と先生達がコミュニケーションされていることがよく分かりました。

　「先生って、最近来た西長尾小の人やろう♪」って声もかけてくれた生徒がいました。嬉しい限りです。

　土曜日に本校の体育館を中心にコミュニティ福祉まつりがありました。

　体育館には、金賞を受賞された長尾西中学校吹奏楽団の皆さん、長尾高校の軽音学部の皆さん（こちらも全国大会に出場し、相川七瀬さんのコピーやカナブーンのコピーをされていましたよ。）が演奏を披露してくれました。ちょっと音が大きすぎて困った参加者の方々もいらっしゃったのではないでしょうか、、、。

　まさしく体育館がコンサートホールになっていたのです。武道館みたいです。

　これは、地域の自治会の方々の行事で、日頃大変お世話になっている方々によるものです。子ども達はここでも楽しませてもらいました！

　PTAの保護者による祭りがなくなりこのコミュニティによる祭りだけが残っています。

　まつりと言えば、神社やお寺、教会等での催しが考えられます。そしてその場所は、時折り、「お祈り」する場所から非日常の世界である「お祭り」に様変わりするのです。そして、そこにいつも集うのが子ども達です。そして、それを取り巻く大人達。ここで、日頃の日常を超えてたくさんの人々が縁を結ぶキッカケにもなります。縁日なんて言葉もそこから来ています。

　さて、学習の場所である学校も、今回、まさしく、このような「学ぶ場所」から「お祭りの場所」に変わりました。そこに集う子ども達、大人達でたくさんの縁ができたのではと思っています。　

　と考えると、やはり、小学校における祭りの存在は、ある意味、「地域の方々が楽しく過ごせる大切な場所」、「何かの時に集える場所」であると実感しました。

　ということで、小学校という場は地域にはなくてはならない場所ではありませんか。

　学ぶ場所、縁を結ぶ場所、ある時は学校、ある時はひらパーのようなテーマパークのような場所とも言えます。

　そこにいつもいるのは、将来の未来の地域を担う子ども達です。

　さあ、皆さんで子ども達とたくさん関わっていきましょう。

　一人もおいてきぼりにせず。

　だれもほおっておきません。

　子ども達に声をかけ、話を聞き、相手を受け入れて存在を認めて、そして、伴走していきましょう。そして子ども達の可能性を信じていきましょう。

　今年度異動してきて半年を振り返りますと本校の特徴にとても嬉しくなってしまいます。

　それは、異学年の交流が年度当初の計画時よりも増えているからです。よりいろんな取り組みが見られ、先生方、子ども達から発信されているからです。子ども達の交流が子ども達間で「憧れ」、「可愛さ」、「楽しさ」が生まれ、そして、思い出が積み重ねられると嬉しいです。

　入学式での6年生による1年生お迎えの儀式的演劇、いや寸劇を皮切りに、先日の委員会活動による跳び箱指導、1、2年生による秋見つけ山田池訪問、きょうだい学年による遊び、4年生が平和教材についてその思いを6年生に語り、その思いを持って6年生が修学旅行の学習をしているように、教科の学びを異学年と対話交流する様子などたくさんありました。自然とこの取り組みが高学年を意識したり、低学年を労わろうとしたりする雰囲気が生まれてくるのかもしれません。