先日、輝きプラザきららにて、今年度7回目となる「支援教育ワーキングチーム会議」を開催しました。この会議は、希望する先生方を対象に、各学校における支援教育のあり方について検討し、多様化する教育的ニーズへの対応力向上をめざして開催しています。発達に課題のある子どもたちへの指導方法や支援、関係機関との連携について情報共有を行う場としています。

今回の会議では、配慮や支援が必要な子どもたちを適切に支えるための要となる「個別の教育支援計画」や「個別の指導計画」の活用について、具体的な交流を行いました。会議では枚方市が導入している教育支援ソフトの担当者様をゲストとしてお招きし、他自治体の具体的な活用事例や、より効果的な計画作成のポイントについてお話いただきました。

後半は参加された先生方がグループに分かれ、熱心な交流を行いました。各学校での取り組み及び計画の作成・活用状況の共有や小学校から中学校へ進学する際の円滑な連携・引継ぎについて、具体的にどのような情報共有が必要か議論を深めました。参加された先生方からは、次のような前向きな感想が寄せられました。

「一人ひとりの実態把握を丁寧に行い、課題や困り感に応じた計画を作成することの重要性を再確認できました。」

「子どもたちの自立活動の設定について、より具体的で専門的な視点を学ぶことができました。」

「小学校と中学校の先生同士が直接連携を取り、進学後も継続した支援ができるようにすることが不可欠だと改めて感じました。」

枚方市教育委員会の担当者もグループ交流に参加し、先生方が現場で日々取り組んでいる具体的な工夫を直接伺うことができ、大変有意義な時間となりました。今後の支援教育がより充実したものとなるよう、引き続き各学校との連携を深めてまいります。

今後も、一人ひとりの教育的ニーズに応じた支援を推進するとともに、「ともに学び ともに育つ」教育の充実を図っていきます。