学校日記

PBLの視点で中学校区の課題解決!

公開日
2025/06/19
更新日
2025/06/19

教育研修課

令和7年5月27日(火)、枚方市立小中学校の校長先生方を対象に「学校経営者研修(1)」を実施しました。

今年度の学校経営者研修のテーマは「PBL」。
PBLとは、「Project Based Learning (問題解決型学習)」の頭文字。
枚方市では「枚方版PBL」として
【教科や日常生活の中の問いや、地域・社会の本物の課題に対して
その問いの解決や課題の実現までを見据えた活動を通じて、
「実生活・実社会で生きて働く力」「未来を切り拓く力」を身に付ける探究的な学び。】
と定義づけております。

今回の研修では、「課題設定」にフォーカス。

まず渚西中学校区の3名の校長先生方から、各校・各校区の課題と
課題解決に向けて今取り組んでいることをご発表いただきました。

研修のファシリテーターは、
香里ヌヴェール学院 中学校・高等学校の池田 靖章 校長。

渚西中学校の発表から提言のあった「学力観」などについて、
中学校区の校長先生方が対話を通して思いを共有したり、
探究について学びを深めたりしていただきながら、
中学校区の課題設定へとファシリテートいただきました。

参加した校長先生方からは、
「中学校区で課題が明確になり、その課題解決に向けた方策のイメージを共有できました。
中学校区で話し合う時間がしっかり取れたことに加え、他の中学校区の考えにも触れることができ、
学校経営の参考になりました。」
「保護者へのPBL授業への理解と周知についての発信について考えました。
他の中学校区の考えや取組計画も非常に参考になりました。
また、自校・中学校区の特性・強み・持ち味をより知ることができました。」
「教育の1番の根本を考える研修でした。研修を通してPBL についての理解が進んだことで、
これから子どもたちに求められる力をつけるための学習方法や学習の進め方を学ぶことができました。
9年間を見据えた子どもの成長する姿を共有することが、
思った以上にできていないことに気づくことができました。」
「中学校区の課題について、できるところから取り組むイメージがもてました。
校長がファシリテーターとなり、教頭、学力担当、生徒指導担当、事務職員、
支援学級担任など、さまざまな立場の先生方が交流する機会を設け
先生たちとも課題を共有し、取組を推進していきたいと思います。
などの感想がありました。

本年度は、多くの研修で「PBL」について扱います。
先生方が「PBL」についての理解を深め、各校での子ども主体の授業づくりを推進していきます。