学校日記

5月1日 5年生 国語科 「氷室の知らない世界」言葉の力で地域とつながる学び

公開日
2025/05/01
更新日
2025/05/01

5年生

現在、5年生の国語では「氷室の知らない世界の新聞を書くために」という単元に取り組んでいます。

子どもたちは、毎朝登校時や下校時に見守ってくださっている「見守り隊」の方々にインタビューを行い、そのお話をもとに新聞記事を作成する計画を進めています。




この単元の目的は、文章を書く力を育てることにとどまりません。

インタビューを通して相手の話を引き出し、理解し、自分の言葉で再構成して伝える「言葉の力」を身につけることが大きなねらいです。

子どもたちは、「話を聞き出す力」「相手の思いを受け止める力」「必要な情報を整理し、伝える力」といった、これからの社会で求められる力を実感をもって学んでいます。




国語科の学習指導要領でも、言語活動を通して「考えを深める力」「主体的に伝える力」の育成が重視されています。

今回の学習はまさにその姿を体現しており、地域の方との関わりを通して、子どもたちは学びを社会につなげる経験を重ねています。




また今年度の全国学力・学習状況調査においても、「インタビュー前の準備」「話を聞きながらのメモの取り方」「聞き取った情報の整理とまとめ方」など、今回の学びと深く関わる内容が出題されました。複数の資料や言語テキストから必要な情報を選び出し、問いに答える力が求められており、私たち教員も、こうした出題の流れを日々の授業改善につなげていくことの大切さを改めて感じています。




これからも子どもたちの「言葉の力」を社会に向かって伸ばしていけるよう、現実の課題とつながる授業づくりを学校全体で進めていきます。