渚西中学校で小中連携の「公開授業参観」を実施—教育実践の共有と授業改善へ
- 公開日
- 2025/10/01
- 更新日
- 2025/10/01
保幼小中連携
本日、渚西中学校において、小中連携強化の一環である公開授業参観が実施されました。
学期に一度行われるこの取り組みは、中学校区の小学校教員が中学校の授業を参観し、その後の意見交換を通じて、両校種の教員が互いの教育実践への理解を深め、授業改善へと繋げる貴重な機会となっています。
中学校の専門性と生徒の現状を共有
今回の公開授業の対象は中学2年生で、教科は理科、社会、英語の3教科でした。小学校の先生方は、日頃中学校の先生方が実践している専門性の高い授業を参観し、具体的な学習内容の進度や、生徒たちの学習状況を肌で感じることができました。
活発な意見交換で系統的な指導の重要性を確認
授業参観後に行われた質疑応答と意見交換会では、小中学校の先生方による活発な議論が展開されました。
また、学力面だけでなく、生徒指導面においても、小中学校で連携して取り組むべき課題について意見が交わされ、教員間の協働の必要性が改めて確認されました。
連携が生む教育効果
教員同士が直接質問し合い、それぞれの立場から意見を出し合うことで、小中学校間での教育目標や指導方法への理解が飛躍的に深まりました。
特に、小学校の教員が中学校の学習内容や生徒の現状を知ることは、小学校での指導に中学校段階を見通した視点を取り入れることを可能にします。逆に、中学校の教員は、生徒が小学校でどのような学習をしてきたかを知ることで、より効果的な指導計画を立てることが可能になります。
渚西中学校区では、この公開授業参観と意見交換を継続的に実施することで、小中学校の教員が協働して授業改善に取り組む体制を強化しています。
今後も、子どもたちが小学校から中学校へと円滑に移行し、それぞれの段階で最大限の力を伸ばせるよう、小中連携による教育の質の向上を目指していきます。
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