10月29日 🚗 未来を走る!自動車生産の「工夫と努力」
- 公開日
- 2025/10/31
- 更新日
- 2025/10/31
5年生
社会科の授業で、子どもたちは日本の基幹産業である自動車生産の「秘密」に迫りました。
学習問題は「自動車を生産する人々は、どのような工夫や努力をして、高性能で大量の自動車を生産しているのだろう」。みんなの身近な乗り物の裏側を知るため、教室は一気に取材現場へと変身しました。
🏭 驚きの生産スピード!秘密は「流れ作業」と「協力」
まず驚いたのは、その生産スピードです。日本では1分間に約18台もの自動車が生まれていると知り、「そんなに!?」と子どもたちから感嘆の声が上がりました。この大量生産を可能にしているのが、工場で使われる次の2つの仕組みです。
- ライン生産方式(流れ作業):一台の車が少しずつ移動する間に、部品を取り付けていく方式。作業を分担することで、速く、正確に組み立てられます。 
- ジャスト・イン・タイム:必要な部品を、必要なときに、必要な量だけ届ける工夫。部品をためておくムダをなくし、効率が大幅にアップします。 
💡 人とロボットの「最強タッグ」
授業では、自動車づくりの現場で活躍するロボットやAIの存在にも注目しました。
- ロボットの役割: 重い作業や高温の場所での溶接、塗装など、人間にとって大変な作業を正確に担当。 
- 人の役割: ロボットにはできない品質の最終チェックや、生産方法の改善のアイデアを出すこと。 
子どもたちは、「人が働きやすいように、安全を工夫していることもわかった」と、生産者の働く環境への努力も発見しました。
🌎 世界とつながる日本の自動車
さらに学習は、日本国内にとどまらず、世界とのつながりにも及びました。
- 材料や部品: 自動車づくりに必要な鉄やゴムなどは、外国から輸入していること。 
- 輸出: 完成した自動車の多くは、船などに乗せられて世界各国へ輸出されていること。 
自動車産業が、日本の経済や世界中の人々の生活を支えていることが分かりました。
「自動車を作る人たちは、ただ車を作るだけでなく、安全や環境、そして私たち消費者の『こんな車がほしい!』という願いを形にする努力をしているんだ」という、深い学びを得ることができたようです。