学校日記

🖌️ 心を込めて書く「友情」:毛筆

公開日
2025/12/09
更新日
2025/12/09

6年生

筆に託す、熱い思い

国語の授業で、書き初めなどで使う毛筆を使った学習が行われました。今回の題材は、『友情』です。子どもたちは、「友情」というかけがえのないテーマを、一字一字、筆に心を込めて表現することに挑戦しました。

集中力と静寂が満ちた教室

いつもは活発な6年生の教室も、この日は凛とした静寂に包まれていました。手本となる文字を見つめ、筆に墨を含ませる真剣な表情からは、卒業を間近に控え、友への思いが深まっている様子がうかがえます。

指導では、単に文字をきれいに書く技術だけでなく、『友情』という言葉に込められた意味の深さを筆遣いにどう反映させるかという点に重点が置かれました。例えば、「友」の字では、左右のバランスをとり、支え合う様子を表現すること、「情」の字では、思いやりの温かさがにじみ出るように、柔らかくも力強い線を目指すようアドバイスされました。

個性が光る作品たち

子どもたちは、筆の運び方一つで文字の表情が大きく変わることを実感しながら、何度も練習を重ねました。墨の香りが漂う中、用紙にはそれぞれが考える「友情」の形が表れていきました。

  • 力強く太い線で、強い絆を表現した作品

  • 流れを重視した美しい連なりで、永続的なつながりを示した作品

  • 丁寧で落ち着いた字で、心温まる友情を表した作品

学びを深める毛筆の力

今回の毛筆による学習は、物語を深く理解するだけでなく、文字を書くという行為を通じて、言葉の持つ重み価値を再認識させる貴重な機会となりました。