学校日記

12月18日 太古の息吹に触れる!6年生が挑んだ「木の葉化石園」原石発掘体験

公開日
2025/12/24
更新日
2025/12/24

6年生

理科の教科書を開くと出てくる「地層」や「化石」という言葉。 「何十万年も前のものが残っているなんて、なんだか実感がわかないな……」 そんな子どもたちのイメージを一変させる、特別な授業が行われました。

今回は、栃木県那須塩原市の有名な「木の葉化石園」から取り寄せた本物の原石を使い、6年生が本格的な化石発掘体験に挑戦しました。

理科室が発掘現場に!いざ「宝探し」スタート

「石の割れ目に沿って、慎重にタガネをあてて……」 先生から化石ができる仕組みや、石を剥がしていくコツを教わった後、いよいよ作業開始です。

目の前にあるのは、数十万年前の植物が眠る本物の地層の塊。子どもたちはハンマーを手に取り、慎重に、かつ時には大胆に石を叩いていきます。

  • 「どこに化石が隠れているんだろう?」

  • 「この層の間にありそう!」

教室には、トントンと石を叩くリズムの良い音と、真剣な眼差しが溢れ、まるで本物の考古学者のような熱気に包まれました。

30万年前の「葉っぱ」との感動の対面

作業を進め、石の層が「パカッ」ときれいに剥がれた瞬間、あちこちから歓声が上がりました!

「先生!見て!葉っぱの形がきれいに出てきた!」 「こっちには、もっと大きな葉っぱがあるよ!」

残念ながら今回、昆虫の化石を見つけることはできませんでしたが、ブナやカエデなど、現代でも見かける植物の化石が次々と姿を現しました。

中には、葉脈の一本一本まではっきりと残っている保存状態の良いものもあり、子どもたちはその精巧さに驚きの声を上げていました。30万年という長い年月を経て、自分の手で太陽の光の下に引き出された植物たち。かつての那須塩原の豊かな自然や、時の流れの神秘を肌で感じる瞬間となりました。

「本物」から学ぶ、科学の楽しさ

今回の体験は、単なる作業に留まらず、子どもたちにとって大きな学びとなりました。