学校日記

燃焼時の空気の変化を探る実験!

公開日
2025/04/16
更新日
2025/04/16

6年生

理科の授業では、「ものの燃え方」について深く掘り下げる実験が行われました。

今回のめあては「ものが燃えている時、空気はどうなっているのだろうか?」。

子どもたちは、自分たちの予想を立て、実験を通してその謎を解き明かそうと真剣に取り組みました。

実験の準備と予想

先生から実験の目的と手順の説明があり、子どもたちはグループごとに実験器具の準備に取り掛かりました。用意されたのは、ろうそく、集気びん、線香など。

実験に入る前に、先生から「ものが燃えるためには何が必要かな?」という問いかけがありました。子どもたちからは「空気!」「酸素!」といった声が上がり、これまでの学習内容をしっかりと覚えている様子が伺えました。

続いて、「ものが燃えている時、集気びんの中の空気はどうなると思う?」という問いかけに対し、各グループで活発な意見交換が行われました。

  • 「煙が出るから、空気が汚くなるんじゃないかな?」
  • 「酸素が使われるから、減ると思う。」
  • 「熱くなるから、膨張するかもしれない。」
  • 「二酸化炭素が増えるんじゃない?」

など、様々な予想が出され、それぞれの根拠とともにノートに記録していきました。

いよいよ実験開始!

各グループは、協力しながら慎重に実験を進めていきました。ろうそくの炎が徐々に小さくなり、やがて消えてしまう様子を、子どもたちは息をのんで見守っていました。

観察された現象

実験の結果、子どもたちは以下のような現象を観察しました。

  • ろうそくの火が燃えている間、集気びんの中の水面が少しずつ上昇した。
  • ろうそくの火が消えると、集気びんの中の水面がさらに上昇した。
  • 火が消えた後の集気びんの中に線香の煙を入れると、煙は下の方へとゆっくりと流れていった。

考察と議論

実験結果を受けて、各グループで考察と議論が行われました。

  • 煙の流れについて: 「煙が下に行ったのは、二酸化炭素などの重い気体が増えたからじゃないか?」、「燃える時にできた水蒸気が冷えて水滴になり、それが下に溜まったのかもしれない。」といった考えが出されました。

先生は、子どもたちの意見を丁寧に聞きながら、燃焼に必要な酸素が消費され、二酸化炭素や水蒸気などの新しい物質が生成されること、そしてそれらの気体の性質の違いについて解説しました。