道徳 交換授業:「つばめの赤ちゃん」と「命の祭り ヌチヌグスージ」を通して生命の尊さを学ぶ
- 公開日
- 2025/05/08
- 更新日
- 2025/05/08
3年生
道徳の授業で、交換授業が行われました。
子どもたちは、「燕の赤ちゃん」と沖縄の「命の祭り ヌチヌグスージ」という二つの異なる題材を通して、生命の尊さについて深く考える貴重な時間を過ごしました。
授業では、教科書に掲載されている教材「燕の赤ちゃん」を読み解きました。物語を通して、子どもたちは親燕が懸命に赤ちゃんを育てる様子や、巣から落ちてしまった赤ちゃんを助けようとする人々の温かい気持ちに触れました。
授業中、先生は、
- 燕の親はどんな気持ちで赤ちゃんを育てているのだろう?
- もし、自分が巣から落ちた燕の赤ちゃんを見つけたら、どんな気持ちになるだろう?
- 物語に出てくる人々は、なぜ燕の赤ちゃんを助けようとしたのだろう?
といった問いかけを投げかけ、子どもたちは自分の言葉で一生懸命に考え、発表していました。中には、「小さな命も大切にしないといけないと思った」「自分も困っている人がいたら助けてあげたい」と話す子どももいました。
沖縄に伝わる「命の祭り ヌチヌグスージ」について学びました。
先生は、ヌチヌグスージがご先祖様を大切にし、命のつながりに感謝するお祭りであることを、写真や資料などを用いて分かりやすく説明しました。
先生は、一人ひとりの質問に丁寧に答えながら、私たちの命は、遠いご先祖様から連綿と受け継がれてきた大切なものであることを伝えました。また、絵本『いのちのまつり ヌチヌグスージ』の一場面を紹介しながら、目には見えないけれど確かに存在する命のつながりの不思議さ、そしてその尊さを子どもたちに語りかけました。
今回の授業は、子どもたちが生命の尊さを深く理解し、他者や自分自身の命を大切にする心を育む上で、大きな学びの機会になったことでしょう。交換授業という普段とは異なる環境も、子どもたちの新鮮な興味を引き出す良いきっかけになったと感じられました。
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