学校日記

ひらがな学習で「と」が躍動!

公開日
2025/05/22
更新日
2025/05/22

1年生

国語の授業で、ひらがなの「と」を様々な角度から学ぶユニークな時間が展開されました。鉛筆を持たずに空中に「と」を描く「空描き」を通して、子どもたちは文字の形だけでなく、そこに込められた感情やリズムを全身で表現しました。

感情豊かな「と」を表現!

この日の授業では、ただ「と」を覚えるだけでなく、「怒っている『と』」「嬉しい『と』」「悲しい『と』」など、それぞれの感情を想像しながら「と」を空描きする活動が行われました。子どもたちは、感情に合わせて「と」の線の太さや動きに変化をつけ、時には顔の表情や体の動きも連動させながら、個性豊かな「と」を生み出していました。

ある児童は、怒りの「と」を力強く、素早い動きで表現し、また別の児童は、嬉しい「と」をふんわりと、やわらかい曲線で描くなど、それぞれの心の中の「と」が空中に現れるようでした。

リズムに乗って「と」が弾む!

次に、様々なリズムに合わせて「と」を描く活動が行われました。タンタンタンという軽快なリズムに合わせてリズミカルな「と」を描いたり、ゆっくりとしたテンポでしっとりとした「と」を描いたりと、音の強弱や速さに合わせて「と」の表現を変えていきました。

子どもたちは、全身を使ってリズムを感じ取り、まるで音楽を奏でるように「と」を描いていました。この活動を通して、文字の形が持つ潜在的なリズムや、書く楽しさを体感している様子でした。

今回のひらがな学習は、単に文字を「書く」ことに留まらず、文字が持つ奥深さや表現の多様性に触れる貴重な機会となりました。これからも、子どもたちが文字と楽しく向き合い、豊かな表現力を育んでいけるよう、様々な工夫を凝らした授業を展開していきます。