家庭科「初めての裁縫」奮闘記!~糸と針に悪戦苦闘、それでも進む学び~
- 公開日
- 2025/07/09
- 更新日
- 2025/07/09
5年生
教室からは、普段とは違う真剣な空気が漂っていました。
今日のテーマも「裁縫の基本」。
針に糸を通すところから始まり、玉結び、なみ縫い、そしてボタン付けまで、子どもたちにとって初めての挑戦です。
裁縫の授業が始まった当初は期待に満ちた表情で針と糸を手にした子どもたちでしたが、いざ始めてみると、そこはまさに「悪戦苦闘」の連続でした。
あちらこちらから、困惑の声が上がります。特に難しかったのは、細い針穴に糸を通す作業と、糸が絡まないように玉結びをする工程だったようです。
それでも、諦めることなく、子どもたちは真剣に取り組み続けました。先生のアドバイスを熱心に聞き、時には友だちと教え合いながら、一針一針、丁寧に縫い進めていきます。最初はぎこちなかった針の動きも、徐々にスムーズになり、布の上に少しずつ縫い目が現れてくると、子どもたちの顔には達成感が浮かびました。
そして、最大の山場であるボタン付け。糸をしっかりと引き、ボタンを布に固定する作業は、指先にかなりの力を要します。しかし、自分の手でしっかりとボタンが付けられたときの喜びはひとしおだったようです。「見て!できた!」と誇らしげに作品を見せ合う姿は、本当に輝いていました。
裁縫の時間は、単に縫い方を学ぶだけでなく、道具を安全に使うこと、集中して作業に取り組むこと、そして何よりも「やればできる!」という自信を得る貴重な機会となりました。
きっとこの経験は、これからの生活の中で「自分でやってみよう」という意欲に繋がっていくことでしょう。