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5月30日 研究協議会 非認知能力の重要性と教育現場での現状認識
- 公開日
- 2025/06/01
- 更新日
- 2025/06/01
研修
研究協議会では、非認知能力が単なる学力だけでなく、人格形成を支援する上で不可欠な要素であると強調されました。
認知能力と非認知能力の定義・評価方法の課題
定義の明確化と混同の解消
認知能力は「共通の尺度で点数や数値にして評価測定できる能力」と定義され、定期考査や模試で明確な数値として評価されるものとされました。一方、非認知能力は「評価測定が難しい能力」であり、記憶、理解、知覚、想像、推論、判断といった認知機能とは異なる概念であることが説明されました。しかし、この認知能力と認知機能の混同が起きやすい点が問題として指摘されています。
評価方法の困難さ
非認知能力の評価は、共通の尺度での客観的な測定が困難であり、主観的な自己評価や総合評価に頼らざるを得ないという課題が明確に示されました。この主観性が評価の妥当性や公平性を損なうリスクがある一方で、「評価が高いからといって必ずしも良いとは限らない」という、過度な我慢や協調性の強要が子どもに負担を与える可能性も指摘されています。
歴史的背景と社会的な重要性
非認知能力の概念は、1970年代の学力偏重主義や詰め込み教育の反動として注目され、「見えない学力」「人間力」とも呼ばれるようになりました。スポーツ分野をはじめとする人生全般において、選手の主体性やメンタルトレーニング、チームビルディングといった非認知能力が重視されている現状も共有されました。
非認知能力の実践的な評価・育成方法
3分類によるアプローチと自己評価ワーク
非認知能力は、「自分と向き合う力」「自分を高める力」「他者とつながる力」の3つに分類できることが提案されました。学校教育目標もこの3分類に振り分けることが可能であり、これによりクラスや個人ごとにどの力が強いか、弱いかを把握しやすくなるとのことです。教師自身が非認知能力を自己評価し、グループで共有するワークが継続的に実施される予定です。
観察に基づく評価と発達段階への配慮
教師は子どもの行動を観察し、変化や継続性をもとに非認知能力の成長を評価する方法が示されました。通知表の所見などが典型例として挙げられています。
非認知能力の発達は、小学四年生(十歳)から高校三年生までが中心時期であり、「九歳、十歳の節(壁)」と呼ばれる重要な発達段階があることが強調されました。この時期の教育内容や指導方法が子どもの発達に大きく影響するため、新人教師の負担軽減のためにも、教科担任制、特に算数での導入が推奨されています。
子どもの気質と成長段階に応じた指導
生まれ持った気質への理解
子どもには生まれつきの気質(性格のベース)があり、これを無理に変えようとすることは意味がないと強調されました。右上の子(落ち着きがない)、左上の子(変化が好きで感動しやすい)、右下の子(慎重で丁寧だがこだわりが強い)など、気質ごとの特徴を理解し、それぞれに合わせた指導が重要とされています。
自己客観視の発達と行動変容の支援
小学3・4年生(9歳・10歳)頃から自己客観視ができるようになり、自分の行動をモニタリングしコントロールできるようになる時期とされています。この時期以降、意識的に行動を変え、習慣化することで行動が変わるため、このタイミングでの支援が重要です。
非認知能力のピラミッドモデルと価値観形成
非認知能力は後天的に伸ばせる力であり、「意識→行動→習慣→人格」の順で変化するというウィリアム・ジェームズの理論が紹介されました。親や教師は、子ども自身が作る非認知能力のピラミッド(コミュニケーション力、忍耐力、意欲など)作りをサポートし、「気質」という変えられない土台の上に「意識」や「価値観」を積み上げていくことが重要とされています。
また、後天的に身につける価値観や信念(ビリーフセット)は行動選択の基準となるため、学校は家庭以外の多様な価値観に触れる場として、先生が自身の価値観を言葉で伝えることが重要であるとされました。
メタ認知・自己調整力と感情を動かす授業
メタ認知と振り返りの重要性
モニタリング(自己認識)とコントロール(自己調整)を合わせたメタ認知は、言動の一致や行動の意識的なコントロールを可能にするために不可欠です。小中学生には振り返りの機会を設けることでメタ認知がしやすくなり、先生によるポジティブフィードバックが子どもの良い習慣形成を促すことが強調されました。
感情を動かす「ギミック」の活用
児童の意識付けには、直接的な声かけだけでなく、間接的な仕掛け(ギミック)や環境構成が有効であると提案されました。教具、空間(BGM、照明、席の配置)、活動(クイズ作成、ディベート、ディスカッション、実験など)といった多岐にわたるギミックを通じて、子どもたちの感情を動かし、非認知能力を意識化させることが重要とされています。感情が動くことで記憶の定着率も高まり、認知能力のインプットにも有効であるとのことです。
授業者が作成したギミックブラッシュアップシートを活用し、授業の山場・谷場を感情グラフとして可視化し、どこで感情が動くかを分析する手法も紹介されました。これにより、授業が「どうでもいい授業」にならず、子どもたちの感情が大きく動く授業になることが期待されています。
組織的な取り組みと学びのインフラ
個々の教師の実践だけでなく、組織的・チーム的に非認知能力の育成に取り組むことの重要性が強調されました。体系化された取り組みにより、教育活動の質が向上し、効果的な教育活動が可能となるとのことです。
また、「学びのインフラ」の重要性も指摘されました。心理的安全性や学習習慣、家庭・地域との連携といったインフラが整っていない学校では、どれだけ授業を工夫しても効果が出にくいリスクがあるため、日常生活や学級経営、家庭・地域との連携を強化することが次のステップとして挙げられています。
まとめと今後の展望
今回の研究協議会では、非認知能力の重要性が改めて確認されるとともに、教育現場での認識の差、評価の難しさ、そして実践的な育成方法について活発な議論が交わされました。特に、感情を動かす「ギミック」を活用した授業設計や、児童の気質や発達段階に応じた個別アプローチ、そして組織的な取り組みと学びのインフラ整備の重要性が強調されたことは、今後の教育実践において大きな示唆を与えるものと考えられます。
今後も継続的な研究と実践を通じて、非認知能力の育成がより効果的に教育現場に根付いていくことが期待されます。
本日は本校の研究授業並びに協議会にご参加いただきました北牧野保育園長・うらら幼稚園の先生方・磯島小学校の先生方・渚西中学校の先生方、ありがとうございました。
今後も中学校区で研究を深めて参ります。
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5月30日 6年生と保護者向け講演会
- 公開日
- 2025/06/01
- 更新日
- 2025/06/01
研修
中山先生、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。40年前のいじめから現代の教育、そしてAI時代の未来へ
中山先生はまず小学4年生の頃に経験したいじめの記憶を子どもたちに語ってくれました。それは40年経った今も、私の心に深く刻まれています。当時のクラス全体に広がるいじめの空気、トイレの電気を何度も消されるような具体的な行為は、幼い心に大きな傷を残しました。いじめは、その瞬間だけでなく、その後の人生にまで影響を及ぼす可能性があることを経験が教えてくれます。
(以下、中山先生より)
同窓会が教えてくれた変化、そして残る課題
数年前に参加した同窓会では、かつていじめのリーダーだった友人が医師になっていることに驚きました。大人になった私たちは、いじめを「懐かしい過去」として語り合える状況にありました。しかし、いじめた側の記憶が完全に消え去るわけではないという現実も、同時に突きつけられました。この経験は、いじめの記憶が再会の中で再び表面化する可能性を示唆しています。特にいじめた側の方が自分がやってしまった深く酷い過去として一生心に記憶として残るからいじめは絶対にしないようにと子どもたちに伝えてくれました。
そんな辛い日々の中、小学5年生で担任になった先生との出会いが、学校生活を劇的に変えました。学校に行くのが急激に楽しくなり、この経験が「小学校の先生になりたい」という夢を抱くきっかけとなりました。一人の教師との出会いが、子どもの人生にどれほど大きな影響を与えるか、身をもって体験した出来事です。
「諦めない前向き攻撃」で心の力を磨く
その先生との出会いから学んだ「諦めない前向き攻撃」の精神は、人生の指針となっています。勉強、スポーツ、遊び、どんなことにも前向きに挑戦し、心の力を最大限に発揮することの重要性を実感しています。けん玉などの遊びを通じても、この「心の力」が多方面で発揮される可能性を子どもたちに伝えていきたいと考えています。
テクノロジーの進化とAI時代の到来
ポケベルからスマートフォンへ、わずか25年で劇的な変化を遂げたテクノロジーは、今や生成AIや翻訳技術の進歩によって、私たちの生活や社会のあり方を大きく変えようとしています。ドラえもんのようなAI的な存在が現実になりつつある中で、AIが大量の情報処理に優れている一方で、相手の気持ちを思いやる「共感」ができないという課題も浮上しています。
挑戦が当たり前になった時代、起業という選択
私自身、2年前に会社を立ち上げ社長として活動しています。かつては高校生や大学生が起業すると鼻で笑われる風潮がありましたが、現代は失敗を恐れず挑戦できる環境が整っています。変化の波に乗り、失敗から学び、挑戦し続けることが、これからの時代を生き抜く上で不可欠です。何も挑戦しなければ、成長もありません。
変化に適応し、失敗から学ぶ重要性
「変化の波に乗れる人」こそが、生き残れる時代です。そして、挑戦し、失敗から学ぶことが重要です。失敗を恐れて何もしなければ、何も得ることはできません。日記や振り返りを通じて、自分の行動や感情を客観的に見つめ、次の挑戦に活かす習慣を身につけることが、自己成長につながります。
子どもたちの「夢」は身近なところにある
「唐揚げを食べたい」「カレーを食べたい」といった日常の小さな欲求も、子どもたちにとっての立派な「夢」です。夢は、将来の大きな目標だけでなく、現在の小さな望みから始まるという視点を持つことが大切です。
保護者・教育者へのメッセージ:未来を育むために
子どもたちの成長過程において、日々の振り返りや内省は非常に重要です。担任の先生の矛盾に気づくエピソードや、お小遣いの例に見られる現実の矛盾など、子どもたちは敏感に大人の行動や社会の矛盾を感じ取っています。保護者や教師は、子どもたちの内省を促し、集団の中で他者と関わりながら自己を成長させる場を提供していく必要があります。
教育現場が抱える課題と未来への取り組み
- 自己コントロールと自己認識の向上: 子どもたちが自分自身を客観的に見つめ、現状を把握することで、意見や自己批判に対してコントロールする力を育む必要があります。内面的な価値観や信念の形成が、行動やコミュニケーションの基盤となります。
- 教育における価値観の伝達と習慣化: 親が「困っている人を助けよう」という価値観を伝えることで、子どもがその行動を取るようになるように、良い行動を褒め、注意すべき点を労するバランスを取りながら、習慣化を促すことが重要です。
- 宿題と学習方法へのアプローチ: 宿題は義務ではなく、子どもが自発的に学びたいと感じた場合に行うべきものです。授業の中で学習が完結するという前提に立ち、必要に応じて家庭で小規模な課題を設定する方法を検討していく必要があります。
- 子どもの個性尊重と学習スタイルの違い: 文字を読むのが苦手な子や計算が得意な子など、個々の特性に合わせた教育方法を取り入れることが重要です。無理に苦手分野を強制するのではなく、子どもの「好き」を伸ばすことで学習意欲を高めるべきです。
- 発達と生物学的背景に基づく教育の理解: 前頭葉の進化や発達の過程を理解することは、子どもの社会性や行動を理解する上で不可欠です。
- モチベーションと報酬に関する議論: 「やらされるものは嫌い」という意見が示すように、子どもたちが自発的に取り組めるよう、夢や目標に沿った学習を促し、自主練習の計画立案や、適切な「ご褒美」設定によってモチベーションを維持していく工夫が必要です。
- デジタルゲームの学習利用とルール設定: ニンテンドースイッチなどのゲームが学習に応用可能である一方で、長時間の使用による学習時間の削減などのリスクも存在します。子どもが自制できない場合は、親が介入し、具体的な使用時間のルールを設定することが求められます。
- 非認知能力とAI活用の教育: AI技術と非認知能力の育成を組み合わせた新しい教育方法の模索が必要です。これからの社会に対応するために、AIやタブレットといったデジタルツールの活用は不可避であり、教育の価値観が大きく変化する中で、具体的な教育プランを策定していく必要があります。
最後に
いじめの記憶、教師との出会い、テクノロジーの進化、そして起業。これら全ての経験が、私に「変化と挑戦の重要性」を教えてくれました。子どもたちが、AI時代を強くたくましく生き抜くために、私たちは「諦めない前向き攻撃」の精神を伝え、自己認識を深め、行動力を育むための教育環境を整えていく必要があります。
本日はご多用の中、講演会に参加していただきました保護者の皆様、ありがとうございました。
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生徒指導研修を実施:発達段階に応じた指導とポジティブ行動支援の重要性を学ぶ
- 公開日
- 2025/05/28
- 更新日
- 2025/05/28
研修
本日、教職員研修として、児童生徒課の長岡主幹を講師にお招きし、生徒指導研修を実施しました。
今回の研修では、特に発達指示的生徒指導、ポジティブ行動支援(PBS)、そしていじめ対応の3点に焦点を当て、今学校が取り組むべき実践的な指導について深く学ぶ機会となりました。
長岡主幹からは、児童生徒一人ひとりの発達段階に応じたきめ細やかな指導の重要性について、具体的な事例を交えながら説明がありました。また、問題行動を未然に防ぎ、児童の望ましい行動を育むためのポジティブ行動支援の考え方や実践方法についても詳しく解説いただきました。これにより、教職員は、児童が主体的に学び、健やかに成長できる環境をどのように構築していくべきか、具体的な視点を得ることができました。
さらに、いじめ対応については、「今、学校にできること」と題し、初期対応から継続的な支援、関係機関との連携まで、多角的なアプローチの必要性が強調されました。教職員一同、いじめの未然防止といじめ事案発生時の迅速かつ適切な対応について、認識を新たにしました。
今回の研修は、教職員が生徒指導に関する専門性を高め、より質の高い教育活動を展開していく上で非常に有意義な時間となりました。
学んだことを日々の生徒指導に活かし、児童が安心して学校生活を送れるよう、教職員一丸となって取り組んでまいります。
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5月16日 教職員向け救命講習会を実施
- 公開日
- 2025/05/18
- 更新日
- 2025/05/19
研修
本日、本校では教職員を対象とした救命講習会を実施いたしました。
枚方寝屋川消防組合から3名の講師の方々をお招きし、心肺蘇生法(CPR)や自動体外式除細動器(AED)の使用方法など、緊急時に適切な対応ができるよう、実践的な訓練を行いました。
講習会では、まず救命の重要性や手当ての仕方、その後、人形を用いた胸骨圧迫や人工呼吸の実習が行われました。参加した教職員は、講師の方々の丁寧な指導の下、真剣な面持ちで訓練に取り組みました。
特に、AEDの操作訓練では、電源の入れ方から音声ガイダンスに従ってパッドを装着する手順、そして電気ショックを与えるまでの流れを一人ひとりが体験しました。
今回の救命講習会を通じて、教職員一人ひとりの救命意識が高まり、万が一の事態に遭遇した際にも、冷静かつ迅速に行動できる自信につながったことと思います。
ご多忙の中、ご指導いただいた枚方寝屋川消防組合の皆様に心より感謝申し上げます。
本校では、今後も教職員の安全意識の向上と緊急時対応能力の強化に努めてまいります。
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2月6日 児童理解を深める研修会で幕
- 公開日
- 2025/02/07
- 更新日
- 2025/02/07
研修
今年度最後の校内研究を実施いたしました。
桃山学院教育大学の松久教授を講師に招き、教職員一同で児童理解を深める研修会を実施しました。
研修会では、松久教授による講演や事例紹介などがあり、具体的な行動でご教授いただきました。
また、研修会の最後には、松久教授が教職員からの子育てに関する相談にも乗っていただき、温かい雰囲気の中、今年度の校内研究の幕を閉じました。
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業務改善
- 公開日
- 2025/02/04
- 更新日
- 2025/02/04
研修
業務改善に向け、勤務時間中の休憩時間について議論を交しました。
教職員の健康促進など、休憩時間の適切な取得方法や休憩時間の質を高めるためのアイデアを活発に 出し合いました。
より働きやすい 職場 づくりを目指し、具体的な改善策を検討していく予定です。
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今年度の成果と来年度への展望を語り合う
- 公開日
- 2025/02/03
- 更新日
- 2025/02/03
研修
教職員研修会が開催され、今年度の取り組みと成果、そして来年度の計画について活発な意見交換が行われました。
参加者からは、今年度の研修で得られた学びや課題点が共有され、来年度の研修内容への期待が高まりました。
より質の高い教育を目指し、教職員一同、研鑽を積んでいくことを確認しました。
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職員研修
- 公開日
- 2025/01/21
- 更新日
- 2025/01/21
研修
本日もICTサポート員の阪倉先生をお迎えし、職員研修を実施しました。
先生から「まなびポケット」のチャンネル機能の使い方を詳しく教えていただきました。
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職員研修
- 公開日
- 2025/01/15
- 更新日
- 2025/01/15
研修
本日、ICTサポート員の阪倉先生をお迎えし、職員研修を実施しました。
先生から「まなびポケット」のチャンネル機能の使い方を詳しく教えていただきました。
今回の研修で、教職員一同、より効果的に「まなびポケット」を活用する第一歩を踏み出すことができました
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Teams活用講座 1月8日
- 公開日
- 2025/01/08
- 更新日
- 2025/01/08
研修
本日、全職員を対象としたTeams活用研修が実施されました。
講師には、本校のICTサポート員である阪倉先生をお迎えし、Teamsの機能や活用方法について、実践的な内容で講義をしていただきました。
今回の研修を通して、職員間のコミュニケーション活性化と業務効率化が期待されます。
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自主研修『フニーニョ 小学校体育版』 12月24日
- 公開日
- 2024/12/24
- 更新日
- 2024/12/24
研修
3学期の体育の授業研修と運動不足が気になる校長向けに、「フニーニョ 小学校体育版」を取り入れた職員研修を実施しました。運動量が豊富で、サッカーが苦手な人でも楽しみながら体全体を使うことができるため、大好評でした!
心身のリフレッシュと、同僚との親睦を深める良い機会となりました。
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出前授業打ち合わせ 12月24日
- 公開日
- 2024/12/24
- 更新日
- 2024/12/24
研修
3学期の出前授業に向けて、オンラインで打ち合わせをしました。
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メンタルヘルスチェックの結果分析 11月27日
- 公開日
- 2024/11/28
- 更新日
- 2024/11/28
研修
本日枚方市教職員メンタルヘルス相談員・臨床心理士の町田奈穂先生と吉田主幹に助言をいただきながら職員のメンタルヘルスチェックの結果分析を行いました。
この分析の目的は、教職員一人ひとりが自分のメンタルヘルス状態を把握し、セルフチェックと自己管理を行うことにあります。
また、学校全体の現状を客観的に捉え、具体的な改善点を見出すことで、より働きやすい職場環境づくりを目指します。
数字だけでなく、教職員の声にも耳を傾け、今後の業務改善に活かしていきます。 -
業務改善研修 10月24日
- 公開日
- 2024/10/24
- 更新日
- 2024/12/04
研修
教職員がより良い授業づくりに集中できるよう、業務改善研修を実施しました。
教員の負担軽減だけでなく、子どもたちの学びの質向上を目的とし、残業時間削減や休憩時間の確保策について全職員で議論しました。
教員がより創造性を発揮し、子どもたちと向き合う時間を増やすための取り組みです。 -
校内研修 10月3日
- 公開日
- 2024/10/03
- 更新日
- 2024/12/04
研修
本日、本校では、桃山学院教育大学の松久眞実教授をお招きし、児童理解に関するご講演とご助言をいただきました。
講演内容
多様な子どもたちの理解: 発達段階や個性、そして様々な背景を持つ子どもたちへの理解を深めるための具体的な方法論を紹介。
子どもたちの心の動きを捉える: 子どもたちの言葉や行動から、心の動きを読み解くためのヒントを提示。
効果的なコミュニケーション: 子どもたちとの信頼関係を築き、より良いコミュニケーションを取るための具体的な方策を解説。 -
校内研修2 8月22日
- 公開日
- 2024/08/22
- 更新日
- 2024/08/22
研修
紙コップと花紙テープを使用して造形遊びをしました。
子どもたちがどんな造形遊びをするかを想像しながら遊びましたが、正直夢中になって遊んでしまいました。
好きなように創る楽しさを久しぶりに味わうことができました。
ありがとうございました。
2学期の休み時間は校長室で子どもたちと造形遊びをしたいなと考えています。 -
校内研修1 8月22日
- 公開日
- 2024/08/22
- 更新日
- 2024/12/04
研修
本日、本校では、奈良女子大学附属小学校の服部真也先生をお招きし、「造形遊びの題材と評価」をテーマに、講演とワークショップを実施いたしました。
講演内容
服部先生は、長年のご経験に基づいた豊富な知識と、子どもたちの豊かな表現を引き出すための具体的な指導法について、熱心に語ってくださいました。
造形遊びの重要性: 子どもたちの発達に与える影響や、創造性を育むための造形活動の意義について解説。
多様な表現を促す題材の選び方: 子どもたちの興味関心を引き出し、自由な発想を促すための題材の選び方について、具体的な事例を交えて紹介。
評価の視点: 子どもたちの作品を評価する際の視点や、評価を通して子どもたちの成長を促す方法について解説。
ワークショップ
講演後には、参加者全員で2つのワークショップに取り組みました。
テーマに基づいた造形作品作り: 与えられたテーマに基づいて、実際に作品作りを体験。
子どもの作品を評価するワークショップ: 先生同士で作品を鑑賞し、それぞれの作品の特徴や表現について意見交換。
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メンタルヘルス研修 7月26日
- 公開日
- 2024/07/26
- 更新日
- 2024/12/04
研修
本日、枚方市教職員メンタルヘルス相談員・臨床心理士の町田奈穂先生をお招きし、「心と体をストレスから守るセルフケア」をテーマとした研修を行いました。
研修のポイント
ストレスと向き合う: 現代社会において教職員が抱えるストレスの実態を具体的に解説。
セルフケアの重要性: ストレスを軽減し、心身のリラックスに繋がるセルフケアの具体的な方法を紹介。
新しい自律神経理論: 最新の自律神経理論に基づいた、より効果的なセルフケアの方法を学ぶ。
自分のモードを知る: 自分の状態を把握し、状況に合わせたセルフケアを実践する方法を学ぶ。
教職員課のメンタルヘルス支援: 枚方市教職員課が提供するメンタルヘルス支援制度の紹介。 -
若手教諭が先輩教諭に学ぶ!経験と情熱が交差する自主研修 7月23日
- 公開日
- 2024/07/23
- 更新日
- 2024/12/04
研修
本日、本校では、若手教諭が先輩教諭に直接質問し、教職経験や教育に対する想いを共有する自主研修を実施しました。
教壇に立ったばかりの先生方が、日々の悩みや疑問を先輩教諭にぶつけ、活発な意見交換が行われました。
若手教諭の成長を促す貴重な機会
今回の研修では、若手教諭が先輩教諭の豊富な経験や知識から学び、自身の成長に繋げることを目的としました。先輩教諭は、自身のキャリアを振り返りながら、教師になった動機や教育観、そして日々の授業で心がけていることなどを具体的に話しました。 -
校内研修 7月23日
- 公開日
- 2024/07/23
- 更新日
- 2024/12/06
研修
全職員で1学期を振り返り、2学期に向けて話し合いをしました。
校内研修まとめ
研修の目的
児童の実態を共有し、2学期に向けた具体的な取り組みを検討する。
教職員の働きやすさ、働きがいを高め、チームとしての学校づくりを目指す。
次期指導要領改訂を見据え、児童主体、自己調整力育成など、これからの教育に必要な要素を検討する。
研修のポイント
対話:異なる価値観を持つ教職員同士が、お互いの考えを尊重し合い、新たな視点を得る。
児童の実態:児童の興味関心、学習状況などを共有し、一人ひとりの成長を支援するための具体的な指導方法を考える。
チームとしての学校:教職員が協力し合い、共通の目標に向かって取り組む。
働きやすさ、働きがい:教職員が安心して働ける環境を整え、モチベーションを高める。
研修で得られた気づき
児童の変化:子どもたちは、好きなものしか入ってこない時代を生きており、誰と関わっているかが重要。
学校組織:チームになりにくい職種でもあり、教職員間の連携が課題。
教育観:子ども主体、自己調整力育成など、これからの教育に必要な要素が変化している。
働き方:教職員の働き方は多様化しており、働きやすさと働きがいの両立が求められる。
2学期に向けて取り組むこと
授業:
授業評価の方法、理想の授業像、子どもの見取り方などを具体的に検討する。
自由進度学習など、子どもの主体的な学習を促す。
児童の実態:
児童の課題を共有し、学校全体で取り組むべき課題を明確にする。
個々の頑張りを繋げ、学校全体の目標達成を目指す。
学校組織:
教職員の心理的安全性を高め、働きやすい環境を作る。
学期のアンケート分析を行い、改善策を検討する。
外部の視点を取り入れ、新たな取り組みを始める。
その他:
教職員の学び方を見直し、自己成長を促す。
学校組織マネジメントの3つの視点(変わる、見つける、つなぐ)を参考に、組織改革を進める。
今後の展望
「すべての子どもの学習権を保障する」学校づくりを目指し、従来の固定観念にとらわれず、新たな発想で取り組んでいく。
日々の雑談から、子どものことを中心に考え、具体的な行動につなげていく。
チーム力を高め、教職員が協力し合い、より良い学校づくりを進めていく。
まとめ
今回の研修を通して、教職員は児童の実態を深く理解し、2学期に向けた具体的な取り組みを共有することができました。また、チームとしての学校づくりに向けて、教職員間の連携を強化し、働きやすい環境を整えることの重要性を認識しました。今後は、これらの成果を活かし、すべての児童がいきいきと学べる学校を目指して、教職員一同が力を合わせて取り組んでいきます。
最後に先生方のウェルビーイングについて共有しました。