12月3日(水)、大阪府教育庁から本市の任期付校長のヒアリングに来られました。訪問を受けた長尾西中学校の簑田校長、長尾中学校の中間校長が、今年度の学校の様子や取組などについて、思いを込めて語られました。
■長尾西中学校
簑田校長は本市で任用1年目です。業務改善として記録やマニュアルの整備を進め、人事異動があっても対応が変わらない仕組みを構築しようと試みていることを説明されました。これにより、新しく着任した先生方がスムーズに馴染める環境づくりをめざしています。
また、保護者との連携では、キャリアアンケートを実施し、学校と家庭が一緒に子どもの学びを考える取組を強化していることや、働き方改革として在校時間の削減や部活動の時間短縮を進め、教職員の負担軽減に取り組んでいることも語られました。地域と協力した講演の実施など、学校・家庭・地域が一体となった教育環境づくりにも力を入れています。
■長尾中学校
中間校長は昨年度までは東大阪市立の小学校長をしていましたが、本市での任用は1年目です。「中学校も楽しい。私自身、部活動が好きで、そこに関われる時間はとても充実しています。」と校長先生。働き方改革についても「笑顔の学校プロジェクト」の交流・研修会に参加したことで自身の考え方が変わり、学校全体の見方も広がったと話されました。職員朝礼の時間設定の工夫などをすることで、柔軟な働き方ができる職場につながっているとのこと。さらに、リーディングDXスクールとして、生成AIの活用にも力を入れています。「できる人だけがやるのではなく、全員が取り組むことが大切」との考えから、全教職員で取組を進めています。キャリア教育についても教員が前向きに取り組み、様々な外部講師の方を招聘し子どもたちの未来を見据えた教育を進めています。
お二人とも、目の前の子どもたちの成長と、枚方の教育の未来を見据えて日々全力で取り組まれています。その中で生まれた良い取り組みは、状況に合わせて他校にも共有し、活かしていけるようにしたいと考えています。