愛知教育大学生×笑顔の学校プロジェクト 交流会2
- 公開日
- 2024/03/11
- 更新日
- 2024/03/11
教職員課
交流会後半は、ブレイクアウトルームでグループに分かれ、学生さんたちが疑問に思ったこと、不安に思うこと等について交流しました。
学生さんの声に対する参加教職員の声(一部抜粋)
◾️「大変」という話をよく聞くと思うけど、教職は、子どもの人生に関わって「奇跡」を感じることができる素敵な仕事。大変じゃない仕事なんてないと思う。 「楽しい」けど「大変なこともある」という感じ。
◾️とにかく一人で抱え込まないこと。担任だけでやるものではない。部会のメンバーや担任外教員、管理職等とチームでやることが大事。
◾️「変えたい」、「こうやりたい」に対して、「このままがいい」という人もいる。ただ、やらない理由を探す人にはなりたくない。やる側の人でありたいと思う。
◾️いろんな考え方の先生がいる。ゴールだけは揃えるが、細かく揃えすぎるとそれぞれの先生の強みが消えてしまうこともある。上位目標が何か。それがブレなければよい。
交流をとおしての参加者からの感想(一部抜粋)
<学生さんたちから>
◾️働き方改革の実情について知る機会がなく、どこか他人事のように感じていたし、「教員はブラック」というイメージが強くあった。しかし今回枚方市の実践を聞いて、教員の働き方について少しずつ肯定的な方向に進んでいると感じた。将来、自分が働くかもしれない環境が過ごしやすくなる展望が見え、教職について少し前向きに捉えられるようになった。
◾️昨年も枚方市の学校(業務改善推進校)訪問に参加させてもらって、「自分も変えたい」と思うことができた。その後、所属サークルで業務改善をみんなで実施した。意識が変わって、「自分でも変えられるんだ」と感じることができた。先生になっても、周りの先生に聞いて、自分でも色々とチャレンジしたい。
◾️働き方改革1つとっても色々なやり方があるんだなと思った。教員になるか決め切ってはいないが、自分もボトムアップしていく側になりたい。
◾️「こういう風に働きたい」を叶えるためには、何よりも自分自身がこうしたいと思うこと、自分ごとにし、周囲に呼びかけ変えていくことが大切だと感じた。
◾️教師を進路として迷っている学生が、働き方は教師にも変えられるということを知り、自分なりの教職への魅力を見つけ、志望し、仲間となってくれることを願う。
<参加教職員から>
◾️学生と触れ合ってみて、様々な発想のもとで学校にきてもらいたいと思った。学校側も、できあがったスタートではなく、アップデートしながら進めていきたい。
◾️学生のもっている熱意をもっと燃やせるような環境を学校も作っていきたい。
◾️SNSはダークな内容が目につくが、すてきなつぶやきにも注目してほしい。
◾️改めて教職って魅力的な仕事だなと再認識することができた。迷っている人は、暗いとか大変な面ばかりではなく、ぜひ魅力を知って選んでほしい。
◾️教育も、働き方も、今後大きく変わっていく。学生の皆さんみたいに、思いを持った人たちが現場に入ってくることで、もっともっと変わっていく。ぜひ現場を知って、それぞれが大切な働き方を探してほしい。
愛知教育大学の片山先生からは、「『小さな』改善でもポジティブに評価し、その積み重ねを大事にしている印象。上から降ってくる『大きな』改善で無力感に苛まれる現場がある中で、『小さな』改善の意義を共有できている感じがした。」
宮崎公立大学の寺町先生からは、「地道な改善の積み重ねを教育委員会が示すことで、市内の学校も良い刺激を受けているように思えた。今日参加していた学校も、管理職のマネジメントと教職員の取り組みがうまくマッチしており、学校の風通しの良さが伝わってきた。」
との感想をいただきました。
枚方の働き方改革の波は、学校の主体的な取組により創られています。各校の主体性は管理職をはじめ、現場の教職員の意識の改革と波及によるものです。枚方市では今後も、教育に関わるすべての人たちが、よりよい学校教育の実現のために自分ごととして取り組んでまいります。