この日は、教育支援センター「ルポ」で「わらしべ体験」に参加しました。この体験は3日間実施し、多くの子どもたちが参加してくれました。中には3日間連続で参加した子もおり、日を追うごとに自信をつけ、積極的に取り組む姿が見られました。

最初は馬に対して少し緊張していた子もいましたが、回を重ねるごとに慣れ、最終日には作業の手順をしっかりと覚え、自分の言葉で説明できるほどに成長していました。馬へのあいさつから始まり、馬体の健康チェック、馬房の掃除、餌やりなど、一つひとつの作業を楽しみながら、真剣に取り組む姿が印象的でした。

また、馬と触れ合うことで、子どもたちの表情もどんどん明るくなっていきました。馬が近づくと嬉しそうに声を上げたり、優しくなでたりする姿からは、馬との信頼関係が築かれていることが感じられました。特に、自分たちで掃除した馬房がきれいになったときは、達成感に満ちた表情を浮かべていたのが印象的でした。

そして、いよいよ最終日。すっかり馬に親しんだ子どもたちは、別れのときになると名残惜しそうに馬を見つめ、最後まで手を振り続けていました。「また来たい！」と口々に話しながら、教育支援センター「ルポ」へと帰っていきました。短い期間でしたが、子どもたちにとって貴重な経験となり、動物とのふれあいの大切さを実感できる時間になったのではないかと思います。

今後も、こうした体験を通じて、子どもたちが自然や動物と触れ合いながら学ぶ機会を大切にしていきたいと感じた一日でした。