学校日記

主体性を無限に広げる環境構成

公開日
2025/06/18
更新日
2025/06/18

教育研修課

 6月11日(水)「枚方市立幼稚園・保育所(園)等見学会」の一環として樟葉幼稚園が保育を公開、近隣の就学前児童施設職員や留守家庭児童職員など合わせて18名が参加しました。


 雨が降りやまない中、「子どもたち一人ひとりの興味関心をくすぐる豊かな遊び環境」と「遊びに必要な基本的なことは自分たちでできるような視覚支援」が細やかに設定されていました。

 

 万博に行った子どもから始まった世界を研究するコーナー、夏野菜を植えたことから始まった種や野菜の不思議を観察するコーナー、ジャガイモを収穫したことから始まった重さや長さを調べるコーナー、花びらを使った色づくりから始まった色水づくりコーナーなど、この時期ならではの体験で気づいた子どもの「知りたい、調べたい、なぜ?」をいろいろな道具や素材を使って試行錯誤できる工夫にあふれていました。


 参加された方からも「子どもたちが自分で選んで遊べる環境」「子どもたちが自分で試せる環境」「子どもたちの願いや思いが実現できる環境」の良さについてエピソードを交えて伝え合いました。


 皆さんが最も共感したのは環境の中でも一番影響のある先生方が、子どもたちを笑顔で穏やかに見守り、ちょっと困ったところでさりげなく手助けする姿です。


主体性が無限に広がるのは、先生集団が子どもたち一人一人に対して教育的なねらいを共有され、子どたちの笑顔のためにどのように環境構成をするのか探究し続けているからであることを気づかされました。