4年生は算数科「角とその大きさ」の学習の一環として、学校の中にある“180度より大きい角”を探しに出かけました。

これまでに習った角度の測り方や見方を生かして、今回は“180度をこえる角”を体験的に探る活動です。

子どもたちははじめ、なかなか身の回りに180度を超える角を見つけることができず苦戦していました。教室や廊下で見つかる角の多くは“内角”で、直角や180度以下のものばかり。しかし、「外側に目を向けてみよう」と視点を変えることで、思っていた以上に多くの“180度より大きな角”に気づくことができました。

活動の中では、教員が個別最適な支援の一環として用意した動画をタブレットで確認する姿も見られました。

教室に戻ってからは、みんなが撮影して共有している写真を使い、学習アプリ「ロイロノート」上で180度〜270度、270度〜360度といった範囲に分類する活動も行いました。角度の感覚を“体で感じ、写真で確認し、分類して整理する”ことで、単なる知識にとどまらない深い理解へとつなげています。

タブレット端末を活用することで、子どもたちは友達の考えを随時参照することができ、自分の考えと照らし合わせながら学びを確かなものにしています。

来週、9日（月）は研究授業です。4年生の授業を教職員みんなで参観しながら、個別最適な支援として何が有効な手立てであったか、単元の途中で自己調整し、自分に必要な学びを自己選択で学習したことが学びを深めることに繋がっていたかなどを観点に協議を行います。

4年生の学びの姿から、我々教職員も学んでいきます。月曜日が楽しみです！