学校日記

9月8日 皆既月食から学ぶ月の満ち欠け 🌕

公開日
2025/09/11
更新日
2025/09/11

4年生

9月8日未明、皆既月食が観測されました。深夜にもかかわらず、子どもたちがその神秘的な現象を目にし、宇宙への興味をさらに深めたようです。

理科の授業では、皆既月食の体験をふまえ、「どうして月は形を変えるんだろう?」というテーマで話し合いました。

太陽と地球と月が織りなす月の満ち欠け

月の満ち欠けは、月が自ら光っているのではなく、太陽の光を反射して光っていることから起こる現象です。地球の周りを回る月の、太陽に照らされた部分が、地球から見てどう見えるかで月の形が変わって見えます。

例えば、月の公転によって地球と太陽の間に月が位置すると、太陽の光が当たらない月の一面が地球から見えるため、月はほとんど見えなくなります。これを新月といいます。逆に、地球の影に入って太陽の光が当たらなくなる皆既月食は、満月のときにだけ起こる珍しい現象です。

皆既月食の不思議 🔴

皆既月食は、月が地球の影に完全に隠されることで起こります。でも、なぜ月は真っ暗にならずに、赤銅色に見えたのでしょうか?

それは、地球の大気がレンズのような役割を果たし、太陽光の青い光を散乱させてしまうからです。このため、月には赤い光だけが届き、赤く輝いて見えたのです。

今回の皆既月食の観察を通して、子どもたちは月と地球、太陽の関係について、より深く、そして楽しく学ぶことができたようです。