学校日記

燃えた後の空気の秘密を探る!気体検知管を使った理科の実験

公開日
2025/04/28
更新日
2025/04/28

6年生

理科の授業では、物が燃えた後の空気にはどのような変化があるのかを、気体検知管という特別な道具を使って調べる実験を行いました。

子どもたちは、理科室に用意された実験器具に興味津々。先生から、ろうそくを燃やす前と燃やした後の空気の成分を、二酸化炭素、酸素、窒素の気体検知管を使って調べるという説明を受け、目を輝かせていました。

ろうそくに火をつけ、ガラスの筒で覆って燃やします。しばらくすると、炎はだんだんと小さくなり、やがて消えました。この筒の中に残った、物が燃えた後の空気を慎重に採取し、先ほどと同じように気体検知管に通していきます。

結果を見て、子どもたちからは驚きの声が上がりました。酸素の気体検知管の色は明らかに薄くなり、二酸化炭素の気体検知管の色は濃くなっていたのです。「酸素が減って、二酸化炭素が増えている!」「燃えるとき、空気の成分が変わるんだ!」と、自分たちの目で見た変化に興奮していました。窒素の気体検知管の色には、ほとんど変化が見られませんでした。

実験後、先生は「物が燃えるときには、空気中の酸素が使われて、二酸化炭素が発生するんだね。窒素は、燃焼にはあまり関係していないことも分かったね」と、実験結果を分かりやすく解説しました。

今回の実験を通して、目に見えない空気の成分が、物が燃えるという現象によって変化することを、子どもたちは気体検知管を通して実感的に学ぶことができました。実験ノートには、色の変化や気づいたことを一生懸命に記録しており、理科への興味をさらに深めた様子でした。

次回の授業では、今日の実験結果をもとに、「燃焼」という現象についてさらに深く掘り下げていく予定です。

子どもたちがどのような疑問を持ち、新たな発見をするのか、今から楽しみです。