学校日記

6月23日 耳を澄ませて発見! 教室が「音の宝箱」に

公開日
2025/06/25
更新日
2025/06/25

1年生

音楽の授業で、ちょっと特別な「音探し」の時間が設けられました。元気いっぱいの1年生も、この日ばかりは真剣な表情で耳を澄ませていました。

「では皆さん、今から30秒間、誰もおしゃべりせず、体を動かさず、目を閉じて、聞こえてくる音に集中してみましょう。」


先生の言葉に、最初は少しざわついていた教室も、やがてしん…と静まり返りました。30秒間は長くも感じられましたが、子どもたちはそれぞれの心の中で、どんな音をキャッチしていたのでしょうか。

30秒が終わり、目を開けた子どもたちの顔には、驚きや発見の表情が浮かんでいます。そして、いよいよ聞こえてきた音を共有する時間です。

「はい、聞こえた音を発表してくれる人!」

先生の問いかけに、たくさんの手が挙がりました。

「エアコンの音がブーンって聞こえた!」 「外から鳥の声がチュンチュンって聞こえたよ!」 「誰かの鉛筆がカタンって落ちた音がした!」 

普段は聞き流してしまうような小さな音も、意識して耳を傾けることで、様々な発見があることを子どもたちは実感したようです。

この「音探し」の時間は、子どもたちが日常の中に溢れる音に気づき、感受性を高める貴重な機会となりました。音楽は、ただ演奏するだけでなく、音を聴くことから始まります。

今回の授業を通して、子どもたちは身の回りの音に対する新たな扉を開いたことでしょう。

これからも、子どもたちが様々な音と出会い、豊かな音楽の世界を広げていくのが楽しみです。