学校日記

令和7年度 大阪府小中学校特別活動研究会開催 ~山崎エマ監督が語る「学校と社会の相互反映」~

公開日
2025/06/26
更新日
2025/06/26

校長より

本日、大阪府内の小中学校教員を対象とした「令和7年度 大阪府小中学校特別活動研究会」が開催されました。

本研究会では、特別活動の重要性を再認識し、実践的な指導力の向上を図ることを目的としており、今年は映画監督の山崎エマ様を講師にお迎えし、ご講演いただきました。

講師として登壇されたのは、映画『小学校〜それは社会〜』で知られる山崎エマ監督です。監督は、ご自身の制作された映画の背景にある思いや、教育現場への深い洞察に基づいたお話をしてくださいました。

講演の中で特に印象的だったのは、「学校が社会に反映され、社会が学校に反映される」という言葉でした。監督は、学校という場所が、単に知識を教え込む場ではなく、子どもたちが将来生きていく社会の縮図であると強調されました。学校生活の中で経験する人間関係、ルールの遵守、協力、葛藤、そしてそれを乗り越える過程そのものが、社会で直面するであろう出来事と深く結びついていると指摘されました。
また、逆に社会の変化が学校教育に与える影響についても言及されました。情報化社会の進展や価値観の多様化など、社会の動きが学校現場にどのような課題をもたらすのか。
子どもたちが社会に出たときに必要となる資質・能力を育むためには、社会の動きを敏感に捉え、教育内容や方法を常に更新していく必要があること。
日々の教育実践において、子どもたちの社会性を育むことの重要性を再認識し、特別活動の意義を改めて深く考える貴重な機会となりました。
今回の研究会を通して、学校と社会の密接な関係性、そして特別活動がその架け橋となる役割を担っていることを改めて認識することができました。
山崎エマ監督の示唆に富むお話は、私たち教員が、子どもたちの未来のために何ができるのか、深く考えるきっかけを与えてくれました。
この学びを今後の教育活動に活かし、子どもたちがより豊かに成長できる学校づくりに努めていきたいと思います。