子どもから学ぶ!
- 公開日
- 2023/05/02
- 更新日
- 2023/05/02
教育長・副教育長・部長 あいさつ
副教育長の岩谷誠と申します。
成長し続ける教師になるにはどうしたらいいのでしょうか?
それは、「子どもから学ぶ」ということではないでしょうか。
NPO法人ストップいじめ!ナビ代表の荻上チキさんの著書「いじめを生む教室」の中に、「抑圧的な態度をとる教師のいる教室ではいじめが多い」と記されています。
楽しい授業や相談の受け止め、わかりやすい授業や納得のできる叱り方が行われている教師のもとでは、いじめが少なく、学習意欲や満足度が高く、互いを認めあうクラスとなるという研究結果を紹介しています。
一方で、「怖い」「たくましい」先生を配置しても、クラスの規律づくりには影響がなく、また、言うことを聞かないと罰を与えるという教師のもとでは、むしろ児童生徒の反抗的な態度が促進されると指摘されています。
怖い先生はいじめを否定する学校規範の醸成にはつながらない。
むしろ、親近感があり、納得のできる指導をし、わかりやすい授業をするなどの教師のほうが、いじめを否定するクラスになり、さらにはいじめ加害をした際の罪悪感形成にも影響すると論じています。
子どもから学ぶ「子ども理解」の姿勢を貫けば、教師自身も成長し続けることが出来るにちがいありません。
(令和5年度 授業の達人研修での挨拶から一部を抜粋)