主体性を閉じ込めない先生の専門性~パート2~
- 公開日
- 2025/06/09
- 更新日
- 2025/06/09
教育研修課
6月5日(木)3,4,5歳児が園庭に集まり朝の集いが始まりました。
幼児期に全身を思い切り動かして、体も心も開放する機会を確実に確保することは難しくなりつつあります。今後、健やかに成長していくために、小学校の時間割なら2時間分、運動する機会が大切だと言われています。
さだ幼稚園では最近の熱中症指数の傾向を踏まえて、例年9月に設定していた5歳児のリレーや竹馬、朝の体操を5月からカリキュラムマネジメントをして実践されていました。
5歳児が体操の先生としてマイクで集いをリードする中、4歳児が自分の影に気づいて自分の動きに合わせてマネっこする影のおもしろさに夢中になっています。
そろえる教育なら「今は体操するときだから後から影遊びしようね」ですが、その子が今、興味をもったことに寄り添うなら「おもしろいこと発見したね」になります。するとその子の発見が隣の子に伝わり友だちといろいろな動きを心弾ませ楽しみだしました。
5歳児の動きに合わせても自分の影に合わせても身体をコントロールしながら運動していることに違いはなく、自分で見つけた楽しみ方を思う存分試している姿は主体性を安心して発揮できる幼稚園環境であることが伝わってきました。
先生集団が子どもたち一人一人のやってみたいことをあたたかく見守り、今、集団参加が難しい子どもにはまずはその子の気持ちを受け止めみんなで体を動かす楽しさを長い目で多面的に丁寧に支えていかれる専門性が太陽と同じように光っていました!