枚方市教育委員会いじめ防止動画制作プロジェクト:5年生が動画制作に挑戦!
- 公開日
- 2025/07/16
- 更新日
- 2025/07/16
学校の様子
今年度、枚方市教育委員会が発足したいじめ防止動画制作プロジェクトの一環として、本校では、高学年を中心に子どもたちが主体的にいじめについて考える機会を創出しています。
その第一弾として、5年生が動画制作に意欲的に取り組みました。
今回のプロジェクトは、子どもたち自身がいじめ問題と向き合い、その解決に向けて何ができるかを深く考えることを目的としています。単に知識を学ぶだけでなく、自らの言葉や表現で発信することで、いじめの防止に対する意識をさらに高めることが期待されます。
5年生の児童たちは、いじめの定義から、いじめが及ぼす影響、そしていじめられている子、いじめている子、傍観者のそれぞれの立場から何ができるのかについて、熱心に話し合いを重ねました。グループごとにテーマを決め、シナリオ作成から撮影、編集まで、すべて自分たちの手で行いました。
真剣な話し合いと創造的な表現
動画制作の過程では、
「いじめって何だろう?」:自分たちの言葉でいじめを定義し、具体的な事例を挙げながら、どのような行為がいじめにあたるのかを議論しました。
「いじめはなぜ起きるのか?」:いじめの背景にある感情や状況について深く掘り下げ、多角的に問題を捉えようと努めました。
「いじめをなくすためにできること」:自分たちに何ができるのか、周囲の大人や友達に何を期待するのかなど、具体的な行動について活発な意見交換が行われました。
撮影では、いじめの場面を再現するだけでなく、いじめられている側の心情や、いじめを止める勇気を持つことの大切さなど、それぞれのグループが工夫を凝らした表現でメッセージを伝えようとしました。中には、アニメーションやイラストを取り入れるなど、動画ならではの表現方法を追求するグループもありました。
動画制作を通して得られた学び
今回の動画制作を通して、子どもたちは表現力や協調性を育むだけでなく、いじめ問題に対する理解を深め、より主体的にこの問題に関わる意識を高めることができました。完成した動画は、校内での発表会や、今後のいじめ防止に関する活動の中で活用される予定です。
いじめ防止動画制作プロジェクトは、今後も子どもたちの主体的な学びを支援し、いじめのない安全で安心な学校環境づくりを推進していきます。