9月16日 バスケの試合から学ぶ「組み合わせ」
- 公開日
- 2025/09/17
- 更新日
- 2025/09/17
6年生
算数授業では、身近なスポーツを通して「場合の数」について学びました。
テーマは「4つのチームでバスケットボールの試合をしたら、どんな対戦があるだろう?」。
子どもたちは、単なる計算ではなく、「重複」を避けるための論理的な思考に挑みました。
チーム分けと問題提起
今日の授業に参加するのは、A、B、C、Dの4つのチーム。先生が「それぞれのチームが一度ずつ対戦すると、全部で何試合になるかな?」と問いかけると、子どもたちは早速、ノートに書き出し始めました。
「A対B、A対C、A対D…」と、チームAを起点に対戦相手をリストアップする子。 「B対C、B対D…」と、次にチームBの対戦を考える子。
しかし、ここで多くの手が止まります。 「あれ?B対Aはもう数えたよね?」 「じゃあ、A対BとB対Aは同じ対戦だ!」
この気づきこそが、今回の授業の重要なポイントでした。「A対B」と「B対A」は同じ対戦であり、数え上げてしまうと重複してしまうのです。
重複を避けるための工夫
先生は重複(重なり)を避けるために4人の児童を教室の前に来てもらい、実際にA・B・C・Dのチームとして動かして重複していることを児童に確認した。
授業の最後、先生は「今日の学びは、『漏れなく、重複なく』考えることの大切さです」と締めくくりました。
子どもたちは、身近なバスケットボールの試合を通して、単なる計算の答えを出すだけでなく、どのように考えれば正しく数えられるかという論理的な思考力を養うことができました。
算数が、実生活と結びついた、より面白く奥深い教科であると感じられた一日でした。