5月28日 誰もが安心して学べる学校へ 〜学校経営者研修の報告とこれからの学校づくり〜
- 公開日
- 2026/05/29
- 更新日
- 2026/05/29
研修
昨日行われました「学校経営者研修(校長対象研修)」の内容を踏まえ、本校がこれから目指していく学校の姿や、日々の教育活動への想いについて、保護者の皆様に共有させていただきます。
今年度、私たちが最も大切にしているキーワードは「ウェルビーイング(心身ともに満たされ、幸せに生きられる状態)」です。子どもたちはもちろん、教職員も含めた学校に関わるすべての人が、毎日を笑顔で過ごせる学校づくりを進めてまいります。
1. 「学び方」を丁寧に教え、誰一人取り残さない授業づくり
近年の調査では、「上手な勉強の仕方がわからない」と感じている子どもたちが、小学生で約6割、学年が上がるごとにさらに増えていくというデータがあります。
ただ「勉強しなさい」と言うのではなく、「どうすれば楽しく、自分に合った方法で学べるか(手法)」を、授業の中で丁寧に伝えていくことが大切だと考えています。
また、「みんなと同じペースでできること」だけを正しくとするのではなく、一人ひとりの得意・不得意に寄り添います。一斉に同じ授業を受ける中で、困っている子が「置いてけぼり」にならないよう、教室の環境や授業の進め方を見直していきます。
2. 「枚方市支援教育サポートブック」の活用と、通級指導教室の全校設置
今年度より、枚方市内のすべての小中学校に通級指導教室が設置されました。これにより、「通常学級か支援学級か」という2つの選択肢だけでなく、お子様の状況に合わせてより柔軟で細やかな学びの場を選べるようになっています。
学校では、今年度刷新された「枚方市支援教育サポートブック」を活用し、全職員で共通の認識を持って対応しています。
事前のお部屋づくり・環境づくり 「分かりやすい指示」「黒板の周りをすっきり整理する」「お友達との関わり方をクラス全体で学ぶ」など、すべての子どもたちにとって過ごしやすい環境をあらかじめ整えます。
「合理的配慮」は、お互いのための「調整・挑戦」 配慮とは、学校が何かを「してあげる」という一方的なものではありません。お子様や保護者の皆様としっかりお話し合いを重ねながら、その子が一番力を発揮できる環境や条件を一緒に「調整」し、新しいことに「挑戦」していくプロセスだと考えています。
確実な引き継ぎと見直し お子様の強みを活かすための計画は、学期や年度ごとに丁寧に見直しを行います。「学年が変わったら配慮がなくなってしまった」ということが決してないよう、教職員間で確実に引き継ぎを行います。
3. 災害時にも強い、みんなでつくる「安心の輪」
もしもの災害の時、学校は地域の避難所になります。しかし、発達の特性や感覚過敏があるお子様にとって、いつもと違う環境(避難所)は大きなパニックや不安の原因になります。
本校では、平時から以下のような一歩進んだ防災教育(インクルーシブ防災)に取り組みます。
「避難訓練」と個別の工夫 不安になりやすいお子様には、事前に心の準備ができるよう「お気に入りのグッズや絵本を入れた安心キット」を準備するなど、個別の工夫を取り入れます。
子どもたちと「共に創る」防災 大人が用意した避難所に入るだけでなく、子どもたち自身が「もしもの時、困る人はいないかな?」「段ボールベッドや点字ブロックはどう使うといいかな?」と主体的に考える授業を行います。お互いを思いやり、みんなで安心できる場所を「共に創る(共創)」の精神を育みます。
保護者の皆様へ
これからの学校は、担任の先生一人だけで子どもたちを抱え込むのではなく、支援コーディネーター、スクールカウンセラー、さらには事務職員まで、学校全体が一つのチームとなってお子様を見守っていきます。
子どもたち全員が「学校が楽しい」「明日も行きたい」と思えるよう、教職員一同、情熱を持って日々の教育活動に励んでまいります。
ご家庭での悩み事や、お子様のことで気になることがございましたら、いつでも遠慮なく学校までご相談ください。保護者の皆様と手を携えながら、より良い学校を共につくっていきたいと考えております。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。