学校日記

4月15日 風のゆうびんやさん

公開日
2025/04/16
更新日
2025/04/16

2年生

国語の授業では、教材「風の郵便屋さん」のどのように音読するかについて、活発な話し合いが行われました。

子どもたちは、登場人物の気持ちを想像したり、場面の様子を思い浮かべたりしながら、どのように読むと物語の面白さが伝わるか、様々なアイデアを出し合いました。

授業の冒頭、先生から「みんなは、風の郵便屋さんがどんな気持ちで手紙を届けていると思う?」という問いかけがありました。すると、「きっと、届ける人のことを思って、一生懸命走っていると思う!」「風に乗って、気持ちよさそうに飛んでいるんじゃないかな?」と、子どもたちは目を輝かせながら自分の考えを発表しました。

次に、物語の場面ごとに、どんな声で、どんな速さで読んだら良いか話し合いました。例えば、主人公の男の子が手紙を受け取って喜ぶ場面では、「わー!」と元気いっぱいの声で、少し速めに読むのはどうかという意見が出ました。一方、おばあさんが手紙を読んで懐かしむ場面では、「ゆっくりと、優しい声で読むと、おばあさんの気持ちが伝わるね」といった声が上がりました。

また、物語に出てくる風の音や、鳥のさえずりなどの効果音をどのように表現するかも話題になりました。「風の音は、『ヒュー』とか『そよそよ』とか、場面によって変えてみよう」「鳥の声は、『ピヨピヨ』って可愛らしく言いたいな」と、身振り手振りを交えながら、具体的な表現方法を考えていました。

グループごとに分かれて、実際に物語の一部分を読んでみることに。それぞれのグループで話し合った読み方を意識しながら読むことで、同じ文章でも全く違う印象になることを実感していました。

今回の話し合いを通して、子どもたちは物語を深く読み解き、登場人物の気持ちや場面の様子を想像する力を高めたようです。

先生は、「みんなの豊かな発想と、物語をより良く伝えようとする気持ちが素晴らしいですね。この学びを活かして、次の時間では、聞いている人を物語の世界に引き込むような音読を期待しています」と話していました。

子どもたちがこの話し合いでどのような「風の郵便屋さん」を表現してくれるのか、今から楽しみです!!