学校日記

体積:先生のユーモアで「1立方メートル」が身近に!

公開日
2025/05/08
更新日
2025/05/08

5年生

算数の授業では、新しい冒険のテーマ「体積」について学習しました。

中でも、大きな単位である「1立方メートル()」の大きさを実感するために、先生が繰り広げた面白いお話が、教室を笑顔でいっぱいにする、素敵なスパイスとなりました!

授業が始まると、先生は大きな立方体の模型を手に取り、「これが、1辺が1メートルの立方体、つまり1立方メートルだよ」と説明を始めました。子どもたちは、その大きさに「うわー、大きい!」と驚きの声を上げていました。

しかし、その大きさを日常生活の中でイメージするのは、なかなか難しいもの。「みんながよく知っているもので例えてみようか」と先生が問いかけました。

ここで、先生のユーモアセンスが光ります。「例えば、みんながジュースを買いに行く時、『すみません、1000立方センチメートルのオレンジジュースください!』なんて言う人、いるかな?」

この瞬間、教室は笑いの渦に包まれました。「えー、絶対言わない!」「『1リットル』って言う!」「なんかロボットみたい!」と、子どもたちは先生の面白い例えに大爆笑。

先生は笑顔で頷きながら、「そうだよね。普段、私たちがジュースの量を言う時は、リットル(L)やミリリットル(mL)を使うよね。1リットルは1000立方センチメートル()なんだ。だから、わざわざ『1000立方センチメートル』とは言わないんだよ」と、単位の違いを分かりやすく説明してくれました。

さらに、先生は身の回りのもので1立方メートルに近いものを探すクイズを出しました。「教室の中で、1立方メートルくらいの大きさのものはどれかな?」「先生の机くらい?」「いや、もっと大きいんじゃない?ロッカー2つ分くらいかな?」と、子どもたちは教室を見回しながら、活発に意見を出し合いました。

中には、「僕の部屋の天井までくらいの空間かな?」と、自分の部屋の広さを想像する子もいました。先生は、「いいね、そういう風に身近なもので考えると、1立方メートルの大きさが少しずつ分かってくるね」と、子どもたちの発想を褒めていました。

授業の後半では、1立方メートルの水槽に入る水の量について考えました。「1立方メートルの水槽には、何リットルの水が入ると思う?」という先生の問いかけに、子どもたちは「えー、想像つかない!」「1000リットルくらいかな?」「もっとたくさん入りそう!」と、様々な予想を立てていました。

先生が「実はね、1立方メートルは1000リットルなんだ」と教えてくれると、子どもたちは「ええー!やっぱり!」と驚いたり、「すごい量だね!」と感心したりしていました。

今回の授業では、先生の面白い例え話のおかげで、少し難しく感じられる「1立方メートル」という単位が、子どもたちにとって身近でイメージしやすいものになったようです。

体積の学習は始まったばかり。これからも、身の回りの様々なものの体積を測ったり、比べたりしながら、体積の感覚を豊かにしていってほしいと思います。