植物のつくりと働き ~人と比べてわかったこと~
- 公開日
- 2025/06/02
- 更新日
- 2025/06/02
6年生
理科の授業では、「植物のつくりと働き」について、私たち人間と比較しながら深く学びました。
普段何気なく見ている植物も、私たちの体と同じように、生きるために様々な働きをしていることに子どもたちは驚きと発見の声をあげていました。
根っこはまるで胃袋?
授業の冒頭、子どもたちに「植物の根っこは何の働きをしていると思う?」と問いかけると、多くの手が挙がりました。「体を支える!」「水を吸う!」といった声に混じって、「ご飯を食べる!」というユニークな意見も。まさにその通り!と、根が土の中から水や養分を吸収する働きは、私たちが口から食べ物を取り込み、胃で消化吸収するのとよく似ていることを説明しました。
茎は「血管」で「背骨」?!
次に、茎の役割について考えました。茎の中には、水や養分を運ぶ「道管」や、葉で作られた栄養分を運ぶ「師管」があることを学びました。これは、私たちの体の中を血液が巡る「血管」のようであり、さらに体を支える「背骨」の役割も果たしていることに気づきました。
葉っぱは「口」であり「肺」であり「工場」!
最も驚きの声が上がったのは、葉の働きについてです。葉は、二酸化炭素を取り入れる「口」のような働きをし、同時に酸素を出す「肺」のような働きもしています。そして何よりも、光のエネルギーを使って養分を作り出す「工場」の役割を担っていることを学びました。私たちが呼吸をし、食事をしてエネルギーを得るように、植物も葉で光合成を行い、生きるためのエネルギーを作り出しているのです。この「光合成」という植物ならで葉の働きに、子どもたちは感心しきりでした。
今回の授業を通して、子どもたちは植物が私たち人間と同じように、いやそれ以上に様々な工夫をして生きていることに気づきました。身近な植物への見方が変わり、生命の尊さや不思議さを改めて感じることができたのではないでしょうか。
この学びが、これからの理科への興味関心に繋がることを願っています。