学校日記

「学校に行きたくない」気持ちの背景にあるもの

公開日
2025/09/29
更新日
2025/09/29

児童生徒課

 子どもが「学校に行きたくない」と言う時、その理由は一人ひとり異なります。勉強が苦手、友達との関係がうまくいかない、なんとなく気持ちが乗らない…など、さまざまな要因が考えられます。

🍂「いじめ」が背景にあることも
 実は、学校に行きたくない気持ちの背景に「いじめ」がある場合もあります。でも子どもたちにとって「いじめられている」と言うのはとても勇気がいることです。やり返されることへの不安、保護者を心配させたくない気持ちや、恥ずかしい気持ち等、言い出しにくい理由は様々です。
 だからこそ、学校を休みはじめた時には、無理に聞き出そうとするのではなく、「安心して話せる雰囲気」を作ることが大切です。そして、子どもたちの発する小さなサインに気づき、子どもが言葉にできなくても「自分の気持ちをわかってもらえている」と感じられるようにすることが重要です。

🌱登校しぶり(=学校に行きたがらない)のサインに気づく
 登校をしぶりだす前には、次のようなサインが見られることがあります。
―以前より怒りっぽくなる
―食欲が落ちる
―やる気が感じられない

 ただ、「どうしたの?」と聞いても「別に」「なんもない」と返ってくることも多いものです。
そんな時は、無理に理由を聞き出そうとせず、子どもの好きなことや安心できる話題から会話を始めたり、一緒に過ごす時間を少し増やすなどの工夫も有効です。

💁🏻相談できるのは先生だけではありません
 学校に行きたくないと思った時は、一人で抱え込まずに学校に相談してください。
 学校には、担任や学年の先生だけでなく、小学校には「心の教室相談員」、中学校には「スクールカウンセラー」など、心理面からサポートできる専門職もいます。
 子ども自身がうまく言葉にできなくても、保護者の方からの相談も受け付けています。

📣保護者自身もSOSを
 「少し気になるな」と思った時が、相談のタイミングです。どうぞ遠慮なく、保護者の皆さん自身もSOSを出してください。
 一緒に子どもの安心・安全を守っていきましょう。