共同学校事務室について
- 公開日
- 2024/12/09
- 更新日
- 2024/12/09
教職員課
11月20日(水)、事務職員対象で「枚方市の共同学校事務室の在り方」というテーマの講演をしました。
国は、学校の教育力向上のため、事務職員が専門性を発揮して、積極的に学校運営に参画するよう、平成29年に2つの法改正をしました。
このことにより、事務職員が「事務をつかさどる」立場になり、一定の責任を持って学校教育目標達成のために主体的に仕事をすることが求められるようになり、併せてその実現のために共同学校事務室という組織を置くことができるようになりました。
多くが単数配置である事務職員が、学校の枠を超えて1つの組織として動けるようになることで、業務の正確性・効率性を上げることができると考えます。
本市では今年度から、山田中学校区をモデルとして共同学校事務室運営の研究が始まったところです。今回、お話しをさせていただく上でポイントに置いていたことは、
・モデル校区の以外の事務職員も、市全体の事務部門の強化のために当事者意識をもつこと
・学校の教育力向上という目標達成に向けて必要なことは、これまで複数の事務職員で協力して進めてきた事務の共同実施と本質は同じであること
です。
グループ交流で参加者からは、
・業務の効率化は何のためか。楽することが目的ではない。「とにかく効率化」ではなく「適正化」が最優先。
・校区によって違う大変さを標準化していかなければならない。人材育成については、みんなで考えていく必要がある。
・校区によってはこれまでもできていたことがある。取組の研究を進める中で、それが市内どの学校でも当たり前にしていく必要がある。
などの声がありました。
本市の学校事務職員たちの「もっとこうしたい」「自身もこんな成長を遂げたい」という熱い思いをいっぱい聞くことができた研修でした。
学校の事務部門も強化し、教育力向上につなげられるよう、研究を進めていきます。