学校日記

読書や学習を楽しむための早期支援とは

公開日
2025/06/24
更新日
2025/06/24

教育研修課

6月19日(木)第2回 通級指導担当者研修を開催、ひらかた病院 大場 千鶴小児科医を招聘し「読みの苦手さの早期評価と支援」というテーマで講義・演習をしていただきました。


大場先生からは、『T式ひらがな音読支援』の効果と読みが苦手な子どもが抱える困難さについてお話しいただきました。特に読みが苦手な子どもの困難さを具体例で説明されたとき、また、保護者が「出来なくてもいい」という言葉を投げかけられた時に抱く思いを語られたときに受講者が大きくうなずいていました。


受講者が、「読めない子どもは一人もおいていきたくない」「通級指導担当者としてT式ひらがな音読支援にチャレンジしたい」という気持ちが高まったところで、dyslexia(発達性読み書き障害)の早期発見と治療法の開発を行っていて、これを鳥取大学方式と命名して普及に努めておられる鳥取県立療育センター 小枝 達也 院長代理から『T式ひらがな音読支援』のワークショップをしていただきました。


すぐに実践できるよう繰り返す中で受講者が読めない子どもの気持ちに気づかされたようです。


振り返りシートでは具体的に目の前の子どもたちにどう活用していくかをイメージされていて、研修後も熱心に大場先生へ質問したり受講者同士で語り合う姿がありました。


3回開催する通級指導担当者研修の共通目的は「一人一人の願いに応じ、子どもの自信や意欲につながる指導など、実践的指導力の向上」です。

3回目は支援教育コーディネーター研修と合同で開催、さらに学びは広がり深まり枚方の子どもたち一人一人の笑顔につながりそうです。