６月26日（木）枚方市立高陵幼稚園を見学しました。

梅雨の時期、雨でも水・泡の感触を存分に味わい、自分なりのペースで自分のしたいことに向かって試行錯誤を重ねる子どもたちの姿があふれていました。

ほんの一部を紹介します。

〇泥団子のように泡団子ができないか、水と石鹸の粉の混ざり加減や握り加減を友だちと一緒に調整していき達成感を味わう姿

〇細長い傘袋に色水を入れたり出したりすることを失敗しながら繰り返し、自分に最適な方法を自分で発見でき満足感を味わう姿

　この姿を温かいまなざしで見守る先生方は、湿度が高く熱中症指数が上がりやすいこの時期こそ心地よく楽しめる環境を整えるため、テントを張ったり様々な道具を用意したり友だち同士をつないだり、とても細やかに環境を整え、子どもたち一人一人を見取り、遊びのプロセスを見守り、その子なりの達成感・満足感に愛情あふれる笑顔で共感していました。

  続いての5歳児クラス活動では、生き物と触れ合ったり、身近な素材を使って製作したり、音を楽しみ旋律楽器に出合ったりなど、いろいろな遊びの中から自分が選んで遊びこんだことを、みんなで伝えあう振り返りの時間が始まりました。

  どの子もクラス集団の中で安心して自分なりの表現方法を使って伝え合い、友だちの話に興味をもって聞いている姿から、先生と一人一人との信頼関係を土台に『自分たちの幼稚園』を大いに楽しんでいることが伝わってきました。

  子どもたちの笑顔のためにどのような環境を作っていくとよいのか、目の前の子どもたちの姿と教育計画のねらいに基づいた見通しの中で先生方も試行錯誤を重ねているところがとても素敵でした。