「学校教育の次のステージを読む」
- 公開日
- 2026/08/31
- 更新日
- 2026/08/31
研修
本日渚西中学校の校内研修会に参加させていただきました。
講師には、関西大学総合情報学部教授であり、次期学習指導要領の検討にも携わっておられる黒上晴夫先生をお招きし、「学校教育の次のステージを読む」をテーマにご講演いただきました。 研修では、これからの学校教育がどのように変わっていくのか、そして子どもたちにどのような力を育てていくことが求められているのかについて学びました。
これからの時代に必要な力とは
これまでの学校教育では、「知識を覚えること」が重視される場面も多くありました。
しかし、AI(人工知能)が急速に発展するこれからの社会では、知識を覚えるだけでなく、
- 自分で課題を見つける力
- 情報を集めて考える力
- 自分の考えを説明する力
- 学び方を自ら調整する力
がより重要になると説明がありました。 特に次期学習指導要領では、「自己調整力」が大切なキーワードになるとされています。 子どもたち自身が
「わかったつもりになっていないか」 「もっとよい方法はないか」 「必要な時に誰かに助けを求められるか」を考えながら学ぶことが求められます。
「答えを覚える」から「説明できる」へ
研修では、光合成や数学の学習を例にしながら、「問題が解けること」と「理解して説明できること」は違うという話がありました。 例えば、「なぜその答えになるのか」 「その考え方を他の人に説明できるか」
という力が、これからの学習ではますます重視されます。 今後は、単に正解を求めるテストだけでなく、自分の考えを文章や言葉で表現する学習や評価が増えていくことが予想されています。
探究学習を通して学びを深める
研修では、「総合的な学習の時間」や各教科における探究的な学びについても話がありました。 探究学習とは、「なぜだろう?」 「もっと知りたい」 「どうすれば解決できるだろう?」という問いから学びを進める学習です。
大切なのは、答えをすぐに得ることではなく、
- 調べる
- 比較する
- 考える
- 話し合う
- 説明する
という過程そのものです。 また、自分の生活や将来と結び付けながら学ぶことで、より主体的な学びにつながることも紹介されました。
AIを上手に活用するために
生成AIについても多くの話題がありました。
黒上先生は、AIを「答えを出してくれる便利な道具」ではなく、「学びを支援するパートナー」として活用することの大切さを強調されました。 ただし、
- AIの回答が必ず正しいとは限らない
- 偏った情報が含まれることがある
- 出典を必ず確認する必要がある
などの注意点も示されました。 そして、最も大切なルールとして、「AIを使って賢く見せるのではなく、自分自身が賢くなるために使う」
という考え方が紹介されました。
学校教育は次のステージへ
今回の研修を通して、これからの学校教育は、
- 知識の習得
- 思考力・判断力・表現力
- 主体的に学び続ける力
をバランスよく育む方向へ進んでいくことを改めて確認しました。 本校でも、子どもたち一人ひとりが自ら考え、学び、成長できるよう、授業改善や探究的な学習の充実に取り組んでまいります。
保護者の皆様にも、ご家庭でお子様の「なぜ?」「どうして?」という問いを大切にしながら、学びを応援していただければ幸いです。
今後も教職員一同、子どもたちのよりよい成長を支えるため、研修と授業改善を重ねてまいります。