【教育政策課】インターンシップから見た教育委員会(不登校支援の取り組み)
- 公開日
- 2025/02/26
- 更新日
- 2025/02/26
教育政策課
私は教育委員会のインターンシップに参加した実習生です。
インターンシップでは、小さい子どもから高齢者、障害がある人など誰もが気軽に図書館を楽しめる仕組みを学んだり、小学校から中学校へスムーズに移行できるよう、小学校間での児童の交流会を見学したりと教育に関わる様々な取り組みを体験しました。今まで知らなかった枚方市の取り組みを知ることができ、とても充実した期間になったと感じています。
その中で私が特に印象に残ったことは「不登校支援の取り組み」です。枚方市では、各学校による支援や、学校外で家庭や学校と連携した活動を行える教育支援センター「ルポ」の支援、電話窓口によるサポートなど様々なサポートがあります。
対面が難しい場合には、メタバース(仮想空間)を使った支援の施行実施に取り組まれていました。仮想空間にある図書館で本を借りたり、支援員や友達と会話ができたりと、誰かとつながることを体験でき、コミュニケーションをとれる空間が用意されていました。この支援に私は「現実から離れてメタバース空間に依存してしまうのではないか」と思いましたが、参加する子どもたちにとっては自分を認めてくれる居場所があることで、むしろ外の世界に興味を持つきっかけになっているといった現状を知りました。
これらの取り組みは学校復帰だけを目的とするのではなく社会的自立に向けた支援も意識しており、子どもたち一人ひとりに寄り添った支援体制が整っていることに感心しました。
インターンシップでは、不登校支援の他にも行政が整えている様々な支援を学びましたが、私も知らない取り組みが多かったので、これらの支援がきちんと市民に届き、誰もが安心して子育てに取り組めるまちづくりがさらに進んでいってほしいと改めて感じました。