学校日記

「いじめの定義」をご存じですか?

公開日
2025/09/16
更新日
2025/09/16

児童生徒課

🏫「いじめ」って??

「いじめ」という言葉は、だれもが知っていると思います。
でも、実際にどんなことを「いじめ」というのでしょう?

いじめ防止対策推進法では、いじめを次のように定めています。

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(いじめの定義)いじめ防止対策推進法 第2条

「いじめ」とは、児童等に対して当該児童等が在籍する学校に在籍
している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う
理的又は物理的な影響を与える行為であって、当該行為の対象
となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう。
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簡単に言うと、子どもが受けた行為によって“つらい”と感じたら
それはいじめにあたる、という考え方です。

たとえばーーーー
―― 授業での発表に対して「へたくそ」と笑われ、
   もう発表したくないと思った
―― 「遊ぼう」と声をかけても「いやだ」と毎回断られる
―― 「アホ」「バカ」など、軽い冗談のつもりで言った言葉に
   相手が深く傷ついた

「え?それもいじめになるの?」と驚かれるかもしれません。
しかし、こうしたことも、子どもが“つらい”と感じたなら、いじめに含まれるのです。
「殴る」「蹴る」「仲間はずれ」といったわかりやすい行為だけがいじめではありません。

子どもたちの学校生活では、意見の食い違いやトラブルは避けられません。
むしろ、そうした経験を通して子どもは他者との関わり方を学び、成長していきます。
大切なのは「いじめ」という言葉の重さにとらわれることではありません。
“つらい”と感じている子どもに対して、まわりの大人や友だちが
どのように寄り添い、支え、成長を後押ししていけるかが何よりも大事
なのです。

学校・保護者・地域・関係機関が力を合わせて、子どもが安心して過ごせる場を守っていきましょう。