インフルエンザ等の感染症がはやっているので、マスクを着けるなど予防している人がいますが、運動時のマスク着用については、注意が必要とのことです。
ある大学の先生の話では、「マスクをつけて走ると、低酸素の状態になるので、アスリートが心肺機能の強化のため気圧の低い高地で行う強化合宿と似た状況と言える。マスクをつけていないときと同じ強度の運動を行わず、走るスピードを落とすなどの対策が必要だ」とのことです。
そのうえで、「マスクをつけているだけで大きな負荷がかかっている。人と話しながら走ってもつらくないくらいのスピードでのジョギングを推奨したい。話したり笑ったりしても息が切れないくらいの『ニコニコペース』を意識してほしい。それでも十分な運動効果は得られる」とのことです。
心肺に負担をかけないよう、マスク着用時の運動の強度について、ご家庭でも、お子さんへの声かけをお願いします。
学校では、お子さん自身の調整が難しそうな場合は、運動時にマスクを外すことも踏まえて、声かけをします。
自分の身体のことですので、自分で判断して、適切な対応ができるよう指導していきます。
また、暖かい室内でのダウンコート等を着ている人がいますが、こちらも、同様です。
防寒着を脱いだり着たりすることも、自分で判断できるようにしたいものですね。