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小中一貫合同夏季研修「危機管理・不審者対応」
- 公開日
- 2026/07/24
- 更新日
- 2026/07/24
研修
渚西中学校で、本日大阪教育大学の佐々木教授をお招きし、「危機管理・不審者対応」 をテーマとした教職員研修会を実施いたしました。 佐々木教授は、附属池田小学校事件の当事者として、当時の過酷な経験と、 そこから得られた教訓を詳細に共有してくださいました。 本研修を通じて、教職員一同、改めて「子供たちの命を守る」 という責務の重さを再確認いたしました。 研修では、以下の重要事項について深く学び、今後の学校運営に反映させてまいります。 ・組織的な危機管理体制の構築危機管理は個人の能力に依存するものではなく、教職員全員が「チーム」として連携し、 組織的に対応することの重要性を学びました。 ・迅速な判断と連携の徹底緊急時における救急要請や避難誘導において、教職員一人ひとりが状況を判断し、 迅速に行動できる体制を整えます。 ・子供たちの心のケアと将来を見据えた教育安全確保はもちろんのこと、子どもたちの心のケアや、将来の加害者を作らないための教育的関わりなど、 学校が果たすべき役割について深く考察しました。 本校では、今回の研修で得た知見を基に、緊急時の連絡体制や避難訓練の見直しを継続的に行ってまいります 。 今後とも、保護者の皆様と連携し、子供たちが安心して過ごせる安全な学校づくりに全力を尽くしてま いります。 -
第2回校内研究全体会を開催!NHK教材で挑む「子どもの主体性を引き出す授業づくり」
- 公開日
- 2026/07/23
- 更新日
- 2026/07/24
研修
本日、本校の体育館にて「第2回校内研究全体会」を開催しました。
本校の教職員に加え、磯島小学校・渚西中学校からも多くの先生方が参加しました。
講師に札幌国際大学 安井先生をお迎えし、1学期の授業実践の講評や生成AI(Gemini)を活用した最新の教育手法について、熱心な研修と協議が行われました。
(前半の部)
放送教育やICT活用、そして生成AIなどの最新技術をどのように授業に取り入れ、 子どもたちの「知りたい」「やってみたい」 という意欲を引き出すかについて、深く学び合いました。 研修の主なポイントは以下の通りです。1. 子どもたちの「問題発見力」を育む授業づくり*これからの社会では、与えられた答えを覚えるだけでなく、自ら課題を見つけ、解決策を考える力が求められます。 今回の研修では、ニュースや映像教材をきっかけに、「 なぜこの状況が起きているのか?」と子どもたちが問いを立て、 対話を通じて学びを深める授業のあり方について検討しました。 2. 「個別最適な学び」と「協働的な学び」の融合子ども一人ひとりの興味・関心に合わせた「個別最適な学び」と、友だちと知恵を出し合う「協働的な学び」 を両立させる授業モデルについて議論しました。NHK for Schoolなどの映像教材を効果的に活用し、 子どもたちが主体的に学びに向かう環境づくりを目指します。 3. 生成AI等のICT活用について生成AIなどの新しい技術を、子どもたちの学習を支援するツールとしてどのように安全かつ効果 的に活用できるか、 教員自身が実際に教材作成を体験しながら学びました。あくまで「 子どもたちの主体的な学び」を支える手段として、 適切に活用していく方針を確認しました。 4. 「正解」を急がない学びの場へ研修の中で安井先生より、「美しく整った授業よりも、子どもたちの『知りたい』という声が溢れ、試行錯誤する授業こそが大切である」 というお話をいただきました。私たち教職員も、 子どもたちが失敗を恐れず、自分の考えを自由に表現できる「 心理的安全性の高い教室」づくりに努めてまいります。 (後半の部)1. ICTを活用した新しい授業スタイルの検討動画教材を視聴する際、ただ見るだけでなく、子どもたちが「ここについて話したい」「もっと知りたい」 と感じた瞬間を大切にする授業設計について話し合いました。 一斉に視聴するだけでなく、グループで特定のシーンを振り返り、 対話を通じて学びを深める「共同学習」 の形を積極的に取り入れてまいります。 2. 子どもの主体性を引き出す工夫子どもたちが自ら考え、選択できる場面を増やす取り組みを進めています。 ・クイズ形式の選択: 学習内容に合わせて、子ども自身がクイズの形式(○×、三択など)を選べるようにし、意欲を高めます。 ・グループ編成の柔軟化: 固定された班ではなく、子どもたち自身が話し合ってグループを調整する経験を通じ、 折り合いをつける力や社会性を育みます。 ・複線型授業の導入: 調べ学習において、子どもたちが自分の興味に合わせて「動画を見る」「ネットで調べる」「資料を見る」 といった方法を自分で選択し、 計画を立てる学習スタイルを導入します。 3. 生活と結びついた学びの推進算数や社会科などの学習において、教科書の内容をただなぞるのではなく、実際の生活場面( 買い物や地域の課題など)と結びつけることで、「なぜ学ぶのか」 という目的意識を持てるよう工夫しています。例えば、 概数の学習では、 遠足のおやつ購入を想定したシミュレーションを行うなど、 実生活で役立つ力を養う授業を目指します。 4. 教師の指導体制の強化子どもたちが「問い」を持ち、自ら解決策を探求できるよう、教師側も指導の引き出しを増やし、 子ども一人ひとりの関心に寄り添った支援ができるよう努めてまい ります。 全体会の締めくくりとして、磯島小学校 鈴木校長からは「NHKコンテンツはあくまで手段。きれいに整った授業を目指すよりも、子どもたちの『知りたい』『やりたい』が混沌(わや)の中から湧き出てくるような、挑戦的な授業をつくっていきましょう」との方針が示されました。今後も、子どもたちが目を輝かせて学びに向かえるよう、教職員一同、授業改善に励んでまいります。 引き続き、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。 -
第2回学校経営者研修 〜教職員と子どもたちのウェルビーイングを実現し、未来を拓く学校経営〜
- 公開日
- 2026/07/22
- 更新日
- 2026/07/22
研修
7月21日、「学校経営者研修」が開催されました。
本研修は「子どもの権利」と「ウェルビーイング」の2つの視点から学校経営を見つめ直し、各校における実効性の高い実践プラン構築を目指す取り組みの一環です。
【午前の部】講演「子ども一人ひとりの権利を基盤とした学校経営」
講師: 公益財団法人日本ユニセフ協会 学校事業部 アドバイザー 池田 礼子 氏
午前のセッションでは、ユニセフの活動基盤である「子どもの権利」の本質と、教育現場での適用について講演が行われました。
1. 子どもの権利の本質と4つの基本原則
「権利を認めるとわがままになる」といった現場の懸念に対し、権利は無条件に保障されるものであり、義務と引き換えにするものではないことが確認されました。 特に、子どもの権利条約における「①差別の禁止」「②生命・生存・発達の権利」「③子どもの意見の尊重」「④子どもにとっての最善の利益」という4つの基本原則の重要性が提示されました。
2. 日本の子どもが抱える課題とCREの導入
ユニセフの調査によると、日本の子どもは身体的健康が世界1位である一方、精神的幸福度は38カ国中32位と低迷している現状が示されました。 これらを背景に、欧州等で実績のある「子どもの権利を大切にする教育(CRE)」の紹介や、学校生活の中で児童・生徒が意見を表明できる環境づくりの必要性が共有されました。
【午後の部】講演「教職員と子どものウェルビーイングを実現する組織づくりの推進」
講師: 武蔵野大学 ウェルビーイング学部 浦谷 裕樹 准教授
午後のセッションでは、幸福度(ウェルビーイング)が人の能力や組織の活性化にどのような影響を与えるかについて、科学的知見に基づいた講演が展開されました。
1. 幸福度とパフォーマンスの関係
「人が幸せを感じるだけで記憶力や学習効率などの能力が1.5倍向上する」という研究成果が紹介され、教職員と子どものウェルビーイング向上を図ることが、学力やパフォーマンスの向上に直結することが示されました。
2. 幸福を構成する「4つの因子」と組織づくり
ウェルビーイングを可視化・改善するための指標として、以下の幸福の4つの因子を用いた自己評価ワークシート等での実践が紹介されました。
やってみよう(自己実現・成長)
ありがとう(感謝・つながり)
なんとかなる(楽観・回復力)
ありのままに(自己受容・自分らしさ)
管理職や組織においては、良好な人間関係を支える「心理的安全性」の確保と、教職員自身の「自己決定権」を尊重する姿勢が、持続可能な学校経営の基盤になると強調されました。
協議・実践交流「すべての子どもの未来をひらく学校経営」
講演を踏まえた協議・意見交換では、各学校における「子ども主体」の取り組みや組織運営上のリアルな課題・工夫が共有されました。
「子ども主体」と教員の伴走バランス 生徒の要望やプロジェクト立ち上げに対し、教員が介入しすぎず、かつ見捨てずに「スモールステップでの成功体験」を積ませる支援のあり方が議論をしました。
意見表明の場づくりと合意形成 単なる多数決に頼らないルール形成プロセスや、保護者・地域との連携(コミュニティ・スクールや大人子ども会議の活用)を通じた開かれた学校づくりのアイデアを共有しました。
管理職の支援スタンスと同僚性の醸成 教職員が失敗を恐れず挑戦できるよう、管理職が肯定的なフィードバックを行い、校内のコミュニケーションや互いを称え合う文化を高めていく重要性が再確認しました。
今後に向けて
今回の研修で得た学びや課題意識をもとに、「子どもの権利」と「ウェルビーイング」の視点を盛り込んだ学校経営計画のブラッシュアップを進めていきます。
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スクールカウンセラーによる「SOSの出し方に関する教育」研修会
- 公開日
- 2026/06/25
- 更新日
- 2026/06/25
研修
【本日、本校のスクールカウンセラー(SC)を講師に迎え、「SOSの出し方に関する教育」をテーマに教職員研修会を実施しました。
子どもたちが抱える不安や悩みにいち早く気づき、適切に手を差し伸べるための方法について、専門的な見地から具体的なお話を伺いました。
💡 研修の主な内容
「SOSの出し方に関する教育」とは
子どもたちが自分の感情に気づき、言葉で表現する(相談する)力を育てる目的について学びました。
悩みを抱える児童の心理
自己否定感や孤独感など、悩んでいる子どもたちの心の内について理解を深めました。
SOSの受け止め方(教職員の対応のポイント)
気づく:睡眠、食欲、体調、行動など、子どもの「いつもと違う」サインを見逃さない。
声をかける:「心配しているよ、どうしたの?」と、心を込めて言葉をかける。
話を聞く:結論を急がず、まずは子どもの気持ちをしっかりと受け止める(受容・共感)。
支援する・支援につなげる:相談してくれたことに感謝を伝え、スクールカウンセラーなどの専門機関とも連携しながら組織で支えていく。
✏️ 研修を終えて
研修中、教職員は手元のタブレットや資料を活用しながら、熱心にメモを取り、日頃の子どもたちへの関わり方を振り返りました。
子どもたちが安心して学校生活を送り、小さなSOSでも気軽に発信できるよう、これからも教職員一同、アンテナを高くして温かい見守りと迅速な対応に努めてまいります。
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6月11日 【教職員研修】学級経営部研修を実施しました
- 公開日
- 2026/06/12
- 更新日
- 2026/06/12
研修
「 学級経営部 研修会」を実施いたしました。
今回のテーマは、「児童同士のトラブルがおこったときの初期対応(生徒指導)」。
子どもたちが安心して学校生活を送り、トラブルを成長の糧に変えていくために、全教職員が真剣に議論を交わしました。
■ 研修の目的と「教師としての個人能力の向上」
学級経営部が掲げる今回の目的は、単にマニュアルを覚えることではなく、「教師としての個人の能力を向上させること」にあります。
■ これからの生徒指導の理念 ――「ルールで抑え込む」から「成功体験」へ
ただの「事実確認(対症療法)」で終わらせない、今後の指導のあり方について深い議論が行われました。
「指導の完了は、教師が『言った』ときではなく、その子が『うまくいった経験をした』時点である」
ルールや罰で子どもを縛るのではなく、子ども自身が「こうなりたい」という未来像を持ち、「先生の教えを聞いていたら上手くいった!」という成功体験を積ませることで、信頼関係を築いていく重要性を全員で共有しました。
また、問題が起きてから対処する(レベル1)だけでなく、問題が起きにくい環境を先回りで整え(レベル2)、未然に防止する働きかけ(レベル3)ができるよう、クラス運営の視点を高めていくことを決意しました。
■ 研修の様子
研修中の図書室では、先生方がタブレット(iPad)を片手に、自身の指導の振り返りや大切な考え方を熱心に書き込んでいました。若手からベテランまでが同じテーブルを囲み、お互いの意見に耳を傾けながら、熱気あふれる学びの場となりました。今回の研修で得られた学びと共通認識を、明日からの学級経営・児童への関わりに生かし、学校全体で子どもたちの成長を支えてまいります。
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主体的に学ぶ子どもを育てるために!先生たちが体験した「PBL型研修」と「思考ツール」の活用
- 公開日
- 2026/06/08
- 更新日
- 2026/06/08
研修
図書室にて、教職員を対象としたPBL(課題解決型学習)型研修を実施しました 。
今回のテーマは「大阪府の魅力と課題」 。子どもたちの自律的な情報収集能力を高め、思考を深めるための指導方針について、先生たちが実際にワークショップを体験しながら学びを深めました 。
🔍 「自分で選び、決定する」これからの情報収集指導
研修の冒頭では、「情報の収集と整理」をテーマに、子どもたちが教科書やインターネット、インタビュー、フィールドワークなど、多様な情報源から「自分で調べて選択・決定する」ことの大切さを確認しました 。ネット上の情報の真偽や、生成AIなどの混在する情報を見極める力をどう育てるか、これからの時代に必要な指導方針について熱心な議論が交わされました 。
🧠 「思考ツール」でアイデアを可視化・分析
続いて、情報を整理・分析するための「思考ツール」の体験導入が行われました 。 使われたのは「座標軸」と「キャンディーチャート」です 。
1. 付箋を使った「魅力と課題」の収集・分類
まずは、各自がピンクや黄色の付箋に「1枚につき1つのキーワード+氏名」を記入し、大阪の魅力や課題をどんどん書き出していきます 。
魅力: USJ、たこ焼き、大阪城、551蓬莱、お笑い、交通網など
課題: 犯罪の多さ、騒音問題、埋め立て問題など
書き出された大量の付箋は、テーブルに広げられた大きな「座標軸シート」(有名さ×魅力度など)に各自で貼り付けられ、一目で全体像がわかるように「見える化」されていきました 。付箋に名前を書いておくことで、「これはどういう意味?」とお互いに質問や深掘りがしやすくなる工夫も施されています 。
2. 目的(ターゲット)に沿った選定と根拠づけ
次に、「沖縄の大人が大阪に行きたくなる魅力3選」という具体的な目的を設定 。 「自分たちが良いと思うもの」ではなく、「ターゲット(沖縄の大人)の視点」に立って、座標軸の中から3つの魅力を絞り込みました 。その選定理由は、飴玉のような形をした「キャンディーチャート」を使い、誰もが納得できる「根拠」として明文化していきました 。
「目的が変われば、選ぶ魅力もガラリと変わる」という視点を、先生方自身が身をもって体感する貴重な時間となりました 。
💬 研修を終えて&次回のステップ
参加した先生方からは、さっそく「他の教科でもこの思考ツールを使ってみたい!体験会をしたい」という前向きな声が上がっています 。
今回の研修では「収集・整理・選定・理由づけ」までを行いましたが、次回はさらにステップを進め、決まった内容をどのようにまとめ、相手に伝えるかという「アウトプット(表現・まとめ)の方法」について扱う予定です 。
子どもたちに「調べたい!解決したい!」という火をつけるため、先生たちも日々、アップデートを続けています 。
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5月28日 誰もが安心して学べる学校へ 〜学校経営者研修の報告とこれからの学校づくり〜
- 公開日
- 2026/05/29
- 更新日
- 2026/05/29
研修
昨日行われました「学校経営者研修(校長対象研修)」の内容を踏まえ、本校がこれから目指していく学校の姿や、日々の教育活動への想いについて、保護者の皆様に共有させていただきます。
今年度、私たちが最も大切にしているキーワードは「ウェルビーイング(心身ともに満たされ、幸せに生きられる状態)」です。子どもたちはもちろん、教職員も含めた学校に関わるすべての人が、毎日を笑顔で過ごせる学校づくりを進めてまいります。
1. 「学び方」を丁寧に教え、誰一人取り残さない授業づくり
近年の調査では、「上手な勉強の仕方がわからない」と感じている子どもたちが、小学生で約6割、学年が上がるごとにさらに増えていくというデータがあります。
ただ「勉強しなさい」と言うのではなく、「どうすれば楽しく、自分に合った方法で学べるか(手法)」を、授業の中で丁寧に伝えていくことが大切だと考えています。
また、「みんなと同じペースでできること」だけを正しくとするのではなく、一人ひとりの得意・不得意に寄り添います。一斉に同じ授業を受ける中で、困っている子が「置いてけぼり」にならないよう、教室の環境や授業の進め方を見直していきます。
2. 「枚方市支援教育サポートブック」の活用と、通級指導教室の全校設置
今年度より、枚方市内のすべての小中学校に通級指導教室が設置されました。これにより、「通常学級か支援学級か」という2つの選択肢だけでなく、お子様の状況に合わせてより柔軟で細やかな学びの場を選べるようになっています。
学校では、今年度刷新された「枚方市支援教育サポートブック」を活用し、全職員で共通の認識を持って対応しています。
事前のお部屋づくり・環境づくり 「分かりやすい指示」「黒板の周りをすっきり整理する」「お友達との関わり方をクラス全体で学ぶ」など、すべての子どもたちにとって過ごしやすい環境をあらかじめ整えます。
「合理的配慮」は、お互いのための「調整・挑戦」 配慮とは、学校が何かを「してあげる」という一方的なものではありません。お子様や保護者の皆様としっかりお話し合いを重ねながら、その子が一番力を発揮できる環境や条件を一緒に「調整」し、新しいことに「挑戦」していくプロセスだと考えています。
確実な引き継ぎと見直し お子様の強みを活かすための計画は、学期や年度ごとに丁寧に見直しを行います。「学年が変わったら配慮がなくなってしまった」ということが決してないよう、教職員間で確実に引き継ぎを行います。
3. 災害時にも強い、みんなでつくる「安心の輪」
もしもの災害の時、学校は地域の避難所になります。しかし、発達の特性や感覚過敏があるお子様にとって、いつもと違う環境(避難所)は大きなパニックや不安の原因になります。
本校では、平時から以下のような一歩進んだ防災教育(インクルーシブ防災)に取り組みます。
「避難訓練」と個別の工夫 不安になりやすいお子様には、事前に心の準備ができるよう「お気に入りのグッズや絵本を入れた安心キット」を準備するなど、個別の工夫を取り入れます。
子どもたちと「共に創る」防災 大人が用意した避難所に入るだけでなく、子どもたち自身が「もしもの時、困る人はいないかな?」「段ボールベッドや点字ブロックはどう使うといいかな?」と主体的に考える授業を行います。お互いを思いやり、みんなで安心できる場所を「共に創る(共創)」の精神を育みます。
保護者の皆様へ
これからの学校は、担任の先生一人だけで子どもたちを抱え込むのではなく、支援コーディネーター、スクールカウンセラー、さらには事務職員まで、学校全体が一つのチームとなってお子様を見守っていきます。
子どもたち全員が「学校が楽しい」「明日も行きたい」と思えるよう、教職員一同、情熱を持って日々の教育活動に励んでまいります。
ご家庭での悩み事や、お子様のことで気になることがございましたら、いつでも遠慮なく学校までご相談ください。保護者の皆様と手を携えながら、より良い学校を共につくっていきたいと考えております。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
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枚方寝屋川消防組合による救急救命講習を実施!!
- 公開日
- 2026/05/19
- 更新日
- 2026/05/19
研修
子どもたちの安全を守り、いざという時に迅速かつ的確に行動できるよう、本校の体育館にて教職員を対象とした救急救命講習を実施しました。
今回は枚方寝屋川消防組合から講師の方々をお招きし、スライドを用いた座学と、訓練用人形を使った実技を交えた実践的な研修となりました。
■ 救命処置が未来を分ける:座学での学び
講習の前半では、心臓突然死やAED(自動体外式除細動器)の重要性について、データをもとに詳しく学びました。
身近に潜むリスク 日本国内では、年間約9万人(令和5年版データ)もの方が心臓突然死で亡くなっており、そのうちの約70%が自宅で発生しています。学校生活だけでなく、誰にとっても「いつでも、どこでも、誰にでも」起こりうる身近な問題であることを改めて痛感しました。
生存率を高める「1分1秒」の壁 心臓が停止すると5〜10秒で意識を失い、呼吸が止まってわずか4分で脳に深刻なダメージが及んでしまいます。しかし、心臓が原因の心停止であっても、その場に居合わせた人が胸骨圧迫やAEDによる適切な応急処置を行うことで、1ヶ月後の生存率が大きく跳ね上がる(AED使用時は54.2%)という具体的な数値に、教職員一同、身が引き締まる思いでした。
■ 「いざ」という時に動けるために:実技と救護の手順
後半は、講師の方のお手本を見ながら、倒れている人を発見した際の4つの基本ステップを確認・実践しました。
安全を確認する (左右、上、頭上の安全を確認し、二次災害を防ぐ)
反応(意識)を確認する
人を集めて、119番通報とAEDを依頼する
普段通りの呼吸があるか、胸やお腹の動きを確認する
実技訓練では、手首のシワや骨、筋の位置から正しく「脈を探り当てるコツ」を教わり、実際に訓練用人形で胸骨圧迫の手順やAEDの連携を確認しました。
日常的にどこにAEDが設置されているか(学校、コンビニ、公民館、駅など)を把握しておくこと、そして「とっさの救命処置」に戸惑わないための心の準備が何より大切です。
今回の研修を通じて、学校内だけでなく、地域や一歩外に出た社会の中でも「救える命」に向き合う覚悟と技術を深めることができました。
枚方寝屋川消防組合の皆様、丁寧かつ熱心なご指導をいただき、本当にありがとうございました。
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11月全国大会を見据えた授業設計と学級経営の深化 ~「内容」か「児童」か、授業作りの原点に立ち返る~
- 公開日
- 2026/05/12
- 更新日
- 2026/05/12
研修
11月6日に開催される全国大会に向け、本校の学級経営部による校内研修が実施されました。
今回の研修では、日々の学級経営の土台の上に、どのような授業を構築していくべきか、熱のこもった話し合いが行われました。
1. 授業作りの「スタート地点」を問い直す
研修の冒頭では、授業の設計思想について2つの側面から検討が行われました。
「内容をメインで考える授業」の検討 新しい指導方法や効果的なアプローチを模索する一方で、それが「目の前の子どもたちに本当に合っているか」「教師の挑戦が先行しすぎて、児童に不安を与えていないか」という視点が示されました。
「児童をメインで考える授業」の検討 子どもたちが受けやすい授業を目指す中で、「今」に合わせすぎるあまり、将来の成長(未来を作ること)に繋がっているか、また、教師側の指導技術の引き出しが不足していないかという自省的な視点も共有されました。
2. 「教師の成長」とは何か
資料に基づき、プロ野球選手やピアニストの例を挙げながら、成長のためには「目的を意識し、時間をかけること」の重要性が再確認されました。 「今、自分が手に入れようとしている力は何なのか?」 過去の踏襲や、挑戦のない授業を繰り返すだけでは、教師自身の成長も、ひいては子どもたちの成長も望めないという厳しい問いを全員で共有しました。
3. 11月の全国大会に向けて
「人に見せる授業」には、参観(子どもの活躍)、校内研(学校の需要に沿った提案性)、初任研(指導力)など、目的によって様々な側面があります。
今回の研修を経て、本校の学級経営部は、11月の全国大会において「学校全体の需要に応え、かつ子どもたちが主役となる提案性の高い授業」を披露することを目指し、準備を加速させていきます。
「目の前の子どもたちのために、私たちは何を学ぶべきか」。
秋の本番に向け、教職員一同、一丸となって授業改善に取り組んでまいります。
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4月24日 教育の未来をのぞく、非常に濃密な一日
- 公開日
- 2026/04/27
- 更新日
- 2026/04/27
研修
枚方市教育委員会教育研修課上田主幹・渚西中学校区の先生方をお迎えし、札幌国際大学の安井政樹准教授による講演・研修会を開催しました。
安井先生は、元小学校教諭でありながら、現在は文部科学省の学校DX戦略アドバイザーも務める教育のスペシャリストです。「一人ひとりの良さを伸ばし、自己決定できる教育の推進」をテーマに、最先端のICT活用から、心温まる学級経営の秘訣まで、多岐にわたるお話をいただきました。
保護者の皆様にもぜひ知っていただきたい、これからの教育のカタチをご紹介します。
1. 日本の「当たり前」を問い直す
安井先生は、ドイツやオランダなど海外の事例を引き合いに出し、日本の教室の「当たり前」に一石を投じました。 例えば、「教室の机の高さがみんな同じ」ということ。 身長が違うのに机が同じなのは、対話のしやすさよりも管理のしやすさを優先しているのではないか?という視点です。子どもたちがリラックスして、友達と顔を見合わせて「これ見て!」と言える環境づくりが、学びの第一歩であることを再確認しました。
2. 生成AIと「包丁」の教育
今話題の生成AIについても議論が及びました。安井先生はAIを「包丁」に例えます。
「包丁は人を幸せにする料理にも使えるし、人を傷つけることもできる。AIも同じ。テクノロジーそのものが悪いのではなく、それを使う『心』を育てることが、これからの教育に最も必要なこと。」
安井先生は、AIで作ったフェイク画像を見せながら、ネット上の「いいね」よりも「リアルな自分の成長」が大切であることを子どもたちに伝えていく重要性を強調されました。
3. 「答えを教えない」ことが、当事者意識を育てる
研修の中で、北海道の「ヒグマ出没」のニュースを題材にした議論がありました。 「クマが出て危ないね」で終わるのではなく、「なぜクマは街に出てきたんだろう?」「山に食べ物がないのかな?」と問い続けること。 大人がすぐに答えを与えず、子どもと一緒に考え、問い続けることで、社会の問題を「自分事」として捉える「優しい心」と「考える力」が育まれます。
4. 放送教育(テレビ番組)の意外な力
NHKの「がんこちゃん」などの教育番組は、単に映像を見るためのものではありません。 クラス全員で同じ映像を見て、同じ瞬間に笑ったり驚いたりする「共同体験」が、クラスの絆を深めます。先生方は、番組を見ている時の子どもたちの「目の輝き」を観察し、そこから一人ひとりの興味を引き出す授業設計を学んでいます。
これからの取り組み
対話の練習: 「なんでそう思ったの?」と聞き合える、温かい空気作り。
主体的な学び: 子どもたちが「知りたい!」と身を乗り出すような授業の工夫。
ICTの正しい活用: 便利さだけでなく、倫理観(情報モラル)もセットで指導。
研修の5時間目には、安井先生に全クラスの授業を見ていただき、6時間目には実際に6年生の社会科でモデル授業をしていただきました。子どもたちが目をキラキラさせて学ぶ姿は、まさに私たちが目指す教育の姿でした。
これからも、地域・家庭と手を取り合いながら、子どもたち一人ひとりの良さを伸ばしていく教育を推進してまいります。