架け橋期につなげたい子どもの主体性
- 公開日
- 2025/07/31
- 更新日
- 2025/07/31
教育研修課
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7月25日(金)第1回 就学前児童施設長研修を開催、Teacher's Life Design代表 岩渕 佳宏 様が『互いに学び育ち高め合う組織作り』をテーマに講義・演習をしていただきました。共同体感覚を高める演習を通して、心理的安全性の高いチームづくりの意義や効果を実感し、具体的な実践についてイメージを持つことができました。
次に『子どもを主役にした枚方市の小学校教育について』というテーマで枚方市教育委員会 学校教育部 教育指導課統括 伊藤主幹より講義がありました。学び方を自己選択・自己決定している授業風景は主体的に遊びを進める幼児期の子どもの姿と重なり、自園所の保育を見つめ直す機会になりました。
続いて、架け橋モデル地域で3年間、文部科学省のインタビューを受けていただいた香里敬愛保育所 園長代理 神部佳美先生より『架け橋プログラム事業を通して変容した自園所の保育について』実践発表がありました。教師主導から子ども主体に変わっていくプロセスを様々な取組から丁寧に説明いただき、子どもたちの育ちを確実に引き継ぐために積極的にチャレンジされていることに刺激をもらいました。
更に公立保育幼稚園課 清水主幹より1学期の就学前児童施設見学会の紹介がありました。参加者が新鮮に気づきを伝え合うことで就学前教育保育の質向上につながることを確認し、今後も子どもをまん中にした交流を拡充していく意欲を高めることができました。
最後に施設類型を超えた4人グループで『子どもが主体の遊びについて~小学校教育とのつながりで考える~』というテーマで今日の気づきや再確認したことを活かした協議をしました。
対話を通して幼児期の「やってみたい」が小学校の「知りたい」につながる!という新たな視点を得るなど、それぞれの思う主体的な遊びについて深く学び合い、つながり合うことができました。
次回は令和8年1月30日(金)にリーダー研修と合同で、架け橋期の教育を考えます。幼児教育の基本である「環境を通して行う教育」に「インクルーシブの視点」を入れていくことで、すべての子どもたちの主体性が生き生きと発揮できる環境づくりについて考えていきます。